東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

5/21付けレス

 本日は『キラメイジャー』エピソードZEROの感想を書きました。

1000%五里霧

◆五月サツキさん
 >ハカセを通して3人の日頃の努力を、そして戦闘では同じ手は二度も食わないと流石の見せ方でした。
ハカセを中心に描きつつ、後半のバトルでも戦闘面で3人の実力をしっかり描くのは、良い案配でしたねー。宇宙科学拳法はちょっと、残念な感じになりましたが(笑)
 >シャーフーから一本取ると、本編後の成長が垣間見えて感慨深くなりました。
これは凄く、爽快なシーンでした(笑)
 >今回のゲキレン回は主題歌インスト無しだった訳ですが、関連BGMが流れなかった数少ないレジェンド回です。
過去ヒーローの扱いに関する試行錯誤は色々あったのでしょうが、ほぼここだけ、と聞くとやはりちょっと寂しいですね。
 >当初の予定ではレジェンド回は21世紀戦隊と、20世紀戦隊からはカーレンのみだったそうですし。
ああ、カーレンは当初から決まっていた(あの方に声をかけていた?)のですね(笑)
 >海賊たちの過去をサラッと説明し、ザンギャックに宇宙最大のお宝の存在がバレると結構大変なことになっていますね。
一休みの上で次の展開への転機となる、ザ・インターミッションでしたが、劇場版合わせの省エネ回の使い方として上手かったですね。
 >インサーンに可愛がられるのも納得な兄弟の優秀さ。
ギャグに眩惑されますが、目的は割ときっちり果たしてるんですよね……(笑)
 >ナビィはてっきり性別無しかと思っていましたが、あるんですかね性別……。まあ実質ヒロインみたいなものですしね……。
私の中ではマベ×鳥がベストカップルだったので、ずっとメス認識だったんですよね……(笑)

◆中吉さん
 >一瞬とうとう「ヒューマギアの夢を認めないやつは邪魔なんだよ…。」的な方向にふっきれてしまったのかと思ったら
強引に誤魔化しましたが、実質、それに近い内容でしたよね……。
 >一般市民から「うちのヒューマギアが『自分の夢ができたからやめさせてください』とか言い出したんですけど!?」というクレームが来たらどう対応するんですかね…。
「それは素晴らしい事です! ヒューマギアの夢を一緒に応援しましょう!(笑顔)」に一票で(笑) 本来はそれを自然かつポジティブに受け止められる世界観を構築しなくてはいけなかった筈なんですが……。

◆鷹Deさん
 >相反する2つの出来事と、同じ出来事を正反対に捉えるという2つの視点があるのが素晴らしいなと。
単に、悪い奴だから善意が通じない、というのではなく、考え方が違えば物の見方も変わるのだ、という描き方が鮮やかでしたね。丈の気持ちは丈の気持ちでわかるものになりましたし。
 >やられてから即2人が潜入してきたので、ワンクッションあるものだと思って見てたら面食らいましたねww
こういう所の間が無いのは、いかにもこの時期ですねー(笑)
 >しかし特撮技術に関しては本当にウルトラマン見てるのかと思わせる特撮で、そうした方面で語られるのもよく分かる造りですね
ドラマも濃いが爆発も近い……。ライオンの話は聞いた事があったのですが、確かにこれは気合い入っているなぁと。

◆MOPさん
 >この回は迅が滅さんを抱えて飛んで逃げるシーンが一番好きです。これをみられただけで満足です。他はどうしようもないし。
反抗期や自立もありましたが、なんだかんだ、迅は滅さんの事が好きっぽいのは、今作の貴重な微笑ましい成分ですね。
 >刃さんは亡の暴走とその被害は恐らく想定外だろうと思うのですが、全く動揺もしないし、叶わないまでも止めようとすらしない
あちこち飛びすぎて、そういう個々人の葛藤みたいなものがほぼ全てすっ飛ばされてしまってますよね……で、後になって突然、台詞だけで理由を造られて、困惑するという。
 >滅さんは、其雄さんのデータの話が出た時点でこうなるだろうと思ってたので、諦めていました。
如何にもな流れですが、強引な馴れ合いに持ち込まれて残念でしたね……そして確かにアルトは、次に会ったら何事もなく壊しにいきそう……。
 >この世界の人間にとっては仮面ライダーは全て敵なんですね。恐ろしいな~。
……い、言われてみれば……。
 >福添さんをただのギャグ要員にしないで、或人と人間世界の架け橋として使ってたらたら面白いドラマになったかもと思います。
飛電退社時にようやく真っ当な絡みを造りましたが、最初からギャグ&厭味要員として割り切りすぎた感じの使い方だったのはホント勿体なかったですね。

◆羽毛布巾さん
 >色々な問題が見えてきた本作について、序盤を振り返って「この問題は最初からあったかも」と思う点は、あったりします?
初期に配置した地雷はだいたい踏んづけている感はありますが、今一番、壊死状態になっているのは「滅亡迅雷ネットというテロ組織に対する扱いの緩さ」でしょうか……? あらゆるリアクションに悪影響を及ぼしていますが、特にそれがそのまま、「アルトの滅亡迅雷観の緩さ」に(意図的に?)スライドしている感じで。
 >変身周りでも「実は変身に手術が必要でした」とか「実は改造されてました」とか。セルフパロディ的にやられると、ちょっと乗れない私がいます。
どうも大森Pは、そういった初代『仮面ライダー』的要素を入れる事を「仮面ライダー」作品としてのアイデンティティに位置づけている節が見えるのですが、直截すぎてパロディっぽくなってしまってますよね。

◆あきさん
 >ビアス様ヤバいですね!
ビジュアルだけは知っていたのですが、動いて喋るとここまでヤバいとは思いませんでした!(笑) ビアス様が3人を従える説得力が出た事で、ぐっと物語が締まりましたね。
 >言葉にはしませんが明らかに小柄で体格的なコンプレックスも感じるので
マゼンダが大柄な女優さん、というのもこれをビジュアルで自然に見せて、上手い造りですよね。
 >反面もし自分同様小さくて弱い者への共感から仔犬を助けたんだったりしたらそれは抹殺したい過去かもと。
こういった感情の綾が、短い時間に濃縮されてしっかり伝わる造りになっていたのが、第3話は良かったですね。
 >ライブマン側のホントにあなた方天才科学者ですかなフレンドリーで等身大な若者感との対比も効いていますね。
ライブマンの見せ方は青春仲良し路線で前作を継承している感じですが、それが敵サイドの鮮やかな対比として双方のキャラクター性を深めている、というのも上手い設計になってますよね。

◆igomasさん
 >ヒューマギア回収後、どこでトリロバイトマギア(一般兵マギア)を集められるの?みたいな細かいことを言っていられなくなってきたゼロワン。
ヒューマギアが日常的な存在だからこそのアイデア、をそのまま使ってしまっていて、ホントそういう目配りが無くなってしまいましたよね……。
 >善意って何?夢って何?みたいなところを描かないまま話がまた別のベクトルに進み始めるので、厳しいところですよね。
それぞれのテーマ自体は悪くないと思うのですが、それを「人間」ではなく「ヒューマギア」という架空の存在に繋げるだけに、一つ一つの要素をもっと丁寧に掘り下げて欲しかったですよねー。
 >三つのテーマは全て父との思い出に繋がるものでしょうが、父との過去が爆発シーンしか語られていないのもつらいところ。
其雄ギア或いは、其雄と子アルトの関係性に好感を持てるように描かれていればまた印象も違ったのではと思うのですが、とにかく其雄ギアが謎の存在すぎますよね……もはや目覚めさせてはいけなかった超古代文明の遺産状態。
 >「自社の失敗を全て他人に押しつけ、本質的な反省は未だしないアルト」「人類滅亡を企む滅亡迅雷」
 >「兵器プロジェクトのため悪事を働く1000%さん」「前は1000%の部下で器物損壊犯、今はテロ組織に加担する唯阿さん」
「社長」とか「仕事」をテーマに据えているのに、遵法意識の限りなく薄い人達ばかりなんですよね……(笑) 『ゼロワン』世界が凄く殺伐としている可能性はありますが、誰も世界の基準を示してくれないので、各人の行動をどこから「悪」として描きたいのかもだいぶ行方不明という……。

◆通りすがりさん
 >特撮感想、いつも楽しく拝見させていただいております。
ありがとうございます。
 >ゼロワンに関しては、『土台がボロボロなのに、後先考えずに積み上げ続け、崩落寸前』みたいな、もうどうしようもなくなった感がありますね。
ホントこう、基盤がしっかりしていないのに手当たり次第に盛りすぎましたよね……せめて2クール使って、滅亡迅雷と戦いながらヒューマギアの居る社会、をきちっと描ければ良かったのですが……。
 >その方が1000%社長も、今みたいに好感度連日ストップ安みたいな事にもならなかった筈!
裏で暗躍している分には思わせぶりな切れ者だったのですが、サウザーに無理があったというか、サウザー要員が他に欲しかったですね……。
 >ある時はZAIAの魔の手からヒューマギアを守り、またある時はヒューマギアを必要としている人達の懸け橋となって、対ZAIAネットワークを構築していく…。
本編、肝心のアルトの目線がヒューマギアに向きすぎているので、「人のネットワーク」感が凄く薄いのが、辛いですよね……。根っこの問題は、今や人間をあまり好きそうではない主人公……なのかなと(人間を好きになっていく物語、にも見えませんし)。