東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/14付けレス

 本日レスのみとなります。配信作品のスタート時期が重なって、これだけ同時に一桁話数を見ていると、さすがに脳が情報を整理しきれなくなってきました(笑)

青春は爆発だ

◆輝剣さん
 >マゼンダ役の来栖氏が後年演じた「ダイレンジャー」のガラ
なんとーなく顔に覚えがあるな、と思ったらガラの方でしたか。大柄な女優さんで面白いキャスティングですね。
 >壁をぶち破って外に放り出されたのに無傷・・・
明らかに危なそうな装置が明らかに危ない反応を起こしていたので、え? 主人公達がいきなり、実験の事故で友人を殺した十字架を背負うの?! と凄くドキドキしました(笑)
 >自主退学した3人の改造へのノーブレーキぶりから考えて、アカデミアの運営に鮫島博士とかジョーカーとか関わってません?
ジョーカーは……関わっているかもですね……(笑) あと、宇宙開発×サイボーグ×倫理観に不安、だと、『スーパーワン』の宇宙開発研究所(宇宙開発用の改造人間計画第0号の失敗を闇に葬ったヤバい組織)を思い出すところです(笑)
 >この鬼畜展開と重要人物の使い捨てっぷりに70年代の香りの残滓を感じてしまいます(笑)
当時、シリーズ10作目の記念作品の位置づけだったと知ると、上原テイストを意識的に入れた所もあるのかもですね。
 >アニメでしか出てこなかったメカが特撮に出てきたインパクトは大きかったきがします。
ランドライオンの疾走シーンは、当時かなり衝撃的だった……みたいなのを何かで読んだ覚えがあるのですが、佛田さんだったか西村和彦さんだったか……。

◆タイキさん
 >ライブマンってそういう意味でも歴代でかなりハードモードの戦いを強いられています。
戦闘訓練は特に受けておらず、装備品も自家製ですからね……資材と資金だけは、科学アカデミアに適当な申請を出して(星博士が裏で手を回して)確保していたようですが(笑)
 >流石にストレスばっかりでカタルシスがほぼない導入は辛いですよね。
重視する部分はわかる一方で、1エピソードとしては、重さと爽快感のバランスがちょっと悪くなりましたよね……。
 >やっぱり井上さんはかなりしっかりと80年代後期の戦隊を分析した上であの話を作ってたんだなと。
ジェットマン』の第1話って改めて見ても相当よく出来ていますが、恐らく上原戦隊~曽田戦隊までを、一通り分析してますよねー。

◆鷹Deさん
 >ライブマンは私も初見なのですが、途中途中ウルトラマン見てるのかな?と思うくらいドカンドカンやっててスゲーと思いました。
強烈な爆発でしたね……どうも今作、かなり気合い入れて爆発させていたようです。
 >見る限り、友達というより仲間というのが近い気がしますね。研究者仲間というか
「広い意味で志を共にしていた(筈の)同志」みたいな感じですかね……そして月形にとっては、それ自体が嫌悪の対象みたいな。
 >1話の終わり方はちょっとビックリしましたね。逆転の一手だと思っていたライブライオンが逆襲にあっていてマジかよって感じでしたね
このままライオン強い、で一旦切るのかと思ったら、ライオン燃えてる?! は衝撃でした(笑)
 >後、3、4分伸びたということは本当に戦隊にとって大きな出来事だったんだなと感じます。テンポが凄い
この時代の展開の畳みかけと、圧縮と省略の技法はホント凄まじいですね……それを下支えに、尺が伸びた後も段々と話の密度が上がっているのが、凄く戦隊の歴史だなと(笑)

◆あきさん
 >ザンギャックに対する宇宙警察のスタンスやそもそもレジェンド大戦やそのあとの襲来で壊滅してないか等
私もこの世界観だと、取り込まれているのだろうか……? みたいに思っていたので、敵対を明言してくれたのはスッキリしました。
 >当初の脚本では同時多発大地震を起こす設定だったのを、1週延期の間に台詞だけ「大爆発」に差し替えたかもなあと思っています。
ザンギャックにしては微妙に回りくどい作戦になっていましたし、それはあったかもですね。
 >市道さんは後に売れっ子声優になるのも納得の演技力と声の魅力で、「うっさいバーカ」もあんなに綺麗に清清しく言い放てるのは当時衝撃でした。
第1話からびしっと決まっていたのは私も大変驚きましたが、ちょっと言い回しが違うと凄く嫌な感じになってしまうのが、そうなってないのはホントお見事でしたね。
 >前後はすっかり忘れてしまったのに「この子になら蹴られてもいいと」という言葉だけ今でも覚えております(笑)。
蹴られたいわけではないですが、中澤監督の言わんとする事はなんとなくわかります(笑) ざっくりした感じが上手く愛嬌になっていますよね。

◆chi-chanさん
 >ウルトラシリーズでは実際「地球人かと思ってたら星から迎えが来て帰っていった」と言う例がありまして(笑)。
冷静に考えてみると、プロット的には恐らくこのパターンのミスディレクションを狙ったのかもですね。実は……の要素を矢的先生の説教に繋げてしまったのが、面白みという点で微妙になりましたが(笑)
 >本物の宇宙人が宇宙人願望を否定したくなるのも分かる気が…。
俺が宇宙人だしな……というのは多少あったのでしょうが、今作その辺りで矢的自身の内心の掘り下げをやってくれないので当たりのきつい部分ばかり目立ってしまう所があるなと思います。40年前、というのが大きいのでしょうが。
 >つまり東映での仕事で大きくエンタメに寄っていったと。
つまり東映が悪い(笑) 真面目な話としては、そういうチューニングが出来る作家だったからこそあれだけの作品に関わったのでしょうけれども。
 >どうしても『ビーファイター』のアースアカデミアがちらついて…。
3人組の学者系主人公なので、恐らく発想は近いですよねー。
 >「母校が壊滅してヒーローになった学生3人組」だけだとハリケンジャーの走りの様なのに、恩師の生死でこうも違うのかと言う感じですね…
思いの外『ハリケンジャー』が今作をなぞっていて驚きましたが、同時に時代性も含め両作品の違いがハッキリ出ていましたね。
 >でも星博士が基地とコロンを用意していなかったら野良戦士になっていたのかと考えると凄まじく不安(笑)。
若者の熱情と復讐心のみならず、先達の存在がそこに効いてくる、というのは上手いバランスになったなと思います。
 >考えるとこの後の戦隊でも大抵「支援者がメカ管理または技術者」か「ファンタジー由来だから大丈夫」のどちらかですからね(笑)。
やはり、頭脳労働面ないしスーパーパワーの理由付けを、実働部隊と別のところに丸投げしておく、というのは有効な手法なのだな、と(笑)
 >それでも「本編前の戦い」を想起させることで宇宙船の由来を脳内補完出来そうですし。
『ゴーカイ』はこの辺り、野良集団だけど、凄い船を持っているところから本編が始まる(それが物語の背景と繋がっていく)というのは、上手い設計ですね。

◆尚さん
 >ナレーションとサブタイトルで強調されても、えっほんとにこいつら友達??と首を捻ってしまう間柄でしたね。
月形、登場シーンから全開で嫌な奴でしたものね(笑) 今後、その辺りがどう補強されていくのかも楽しみです。
 >正体不明の怪人や悪の組織が相手のときよりも「こいつら、知ってる相手になんでこんなひどいことできるんだ!?許せない」という気持ちが跳ね上がります・・・。
そこから「あの日から俺達は、人間を捨てたのさ」に繋ぐのは、ケンプ達および、その背後に存在するボルトの非道さが際だって、良かったですね。
 >それにしてもこの1-2話であまりに多くの犠牲が出てしまい、しかも犯人は同期って、あまりに重い物語の始まりにたじろいでます。
今後、多少なりとも空気を緩めるタイミングを失敗すると、余計な事故が起こりそうで、そこもドキドキします……。
 >制作サイドは気合いが入っていたそうで、この1-2話でやたら盛大に爆発するのもそんな気合いの表れっぽいです。
ああ、そういう位置づけの作品だったのですねー。そして、気合いとは爆発。

◆橘まことさん
 >恐らくモチーフはNASAで、宇宙飛行士のトレーニングをなぞったのでしょうが
ああ、そのイメージは納得です。……座学の前に運動から始めてしまった為に、妙な先入観が出てしまいましたが(笑)
 >そもそも秘密で実験を行い、建物を破壊するほどの事故を起こして「やったぜ成功だ!」と喜ぶ時点で不適格な気も……
「友が魂を売る」前に、「主人公達が悪魔になりかけている」……?! と、冒頭から大変ドキドキしました(笑)
 >ブルーの役者さん、このシーンの撮影について、直前に監督から「死ぬなよ」と言われ、スタッフはロケバスに避難していたとインタビューに答えています(笑
か、完全に、わかっていてやっていたのですね……。
 >2話はとっ散らかっている感が強く乗り切れなかったのですが、このワンシーンだけで十分に元が取れました(笑
広瀬さんも2作目の起用という事で現場とも息が合っていたのでしょうが、立ち上がりから実にノっていて良かったですね(笑)

◆hokage8ryuさん
 >ライブマンは初めて見たのですが今見ると当時からすでに知名度があった島大輔さんと森恵さん。
この二人の起用は、かなり作品として力を入れた部分だったみたいですねー。
 >ゴーカイジャーで西村さんが出た時も驚いたのですが1話にしてこんなに重たい設定のスーパー戦隊初めて見た気がします。
侵略組織を加えつつも、パイロット版がひたすら、顔見知りの間の復讐と虐殺劇で展開する、というのは凄まじかったですね……。

◆iwatakaoさん
 >たったの2話で鮮烈に描写される敵の非道ぶりと狂気。何せ昭和特撮が01ぶりだったのでシャドウのグダグタな悪事と勝手に比較してしまい軽く脳震盪おこしかけました(笑)
この時代の戦隊、『01』当時より尺が短く独特な圧縮作劇なのもあり、良し悪しあれど、とにかく盛り込みが凄いんですよね……(笑)
 >ボルトの方がより悪辣に見える辺り、やっぱり見せ方って大切だなと
大破壊自体はほどほどありますが、徹底的に主人公達-被害者-加害者を近い距離感で描くのが、強烈でしたね。
 >高学力の者が社会を(半ば一方的に)拒絶し、その果てに狂信者となりテロを起こす様は後の時代のオウムを連想させるものでした。
宇宙に行って改造手術、という部分でフィクション性を強めていますが、今作の悪はかなり、そういうリアリティは意識している感じですね。
 >2話の最後の台詞がゾクッとするほど甘く色気のある声で、カルトの長としての説得力が増していたかと
 >やはり悪の長は一部例外を除き、ベラベラ喋らない方が恐ろしさとキャラクターとしての魅力が出るなあと
もうちょっと中田さんに喋ってほしい!(笑) と思うパイロット版でしたが、確かに、あまり喋らずに身振りで周囲を圧し従える事で、底知れぬカリスマ性を強調する狙いがあったのかもですね。