東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/8付けレス

 本日は『ゼロワン』感想を書きました。

さらば光戦隊

◆αくんさん
 >地球派遣は『ウルトラマンメビウス』だと出世コース確定なのである意味では間違ってないのかも(笑)
あ、「NY支局に2年の転勤」みたいな扱いんですね(笑)

◆インザファイトさん
 >全体としては悪くない作品だったとは思うのですが、本筋となるストーリーが基本的に盛り上げ不足だったのがどうにも。
「美緒を救い出せるかどうか」が途中からどこか行ってしまった上に、続いて投入した「ゼーバの正体」が誰にとっても割とどうでも良かったのが、つくづく痛かったですね……。
 >今作では年末の地底剣士編と最終決戦編の間が分断されてしまっている印象があり、
地底剣士編の展開そのものは悪くなかったのですが、そこからマスクマン側のドラマに繋がらなかったですよね……イガムが女とわかっても、タケルの態度ぐらいしか変化点も無かったですし。
 >最終決戦の盛り上がらなさは、戦隊でもワーストクラスではないのかなぁと思います。
マスクマンがもう少し、地底の事も気にしていれば(そういう布石はあったわけですし)、地上への侵略を阻止すると共に、地底世界も解放するんだ! 的な動機付けが生まれたかもしれませんが、その辺りには結局、手が回らず仕舞いで残念でしたね。
 >復活したのがあまりにも終盤すぎてキャラを立てる時間が無くなったイアル
こうなってみると、いかにもな設定で物語の重要なキーでもあるのですが、実写で「双子の姉妹」(一人二役)は、撮影の手間を考えるとフル活用しにくかったのかもですね……。
 >前作よりも高年齢層を意識した単発のアイデアストーリーは面白い回が多かったです。
戦隊メンバーの個性を強める方針と噛み合って、各話のアベレージそのものは、悪くなかったですよね。

◆ヘイスタックさん
 >(最後の最後でリサールドグラーとの因縁が追加されるのもマスクマンを差し置いてイガム)、
 >それが最終決戦のこれ程までの盛り上がらなさに繋がってしまったのだと思います。
初代リサールの事を考えると、イガム家を滅ぼした時点(いいとこ地底制服)で復讐は終わってしまっているので、その後の地上侵略に関してゼーバ様のこだわりみたいな線が引かれれば良かったのですが、それ無いまま終わってしまったのは大変残念でしたね……。
 >しかしそこまでしてドラマの集約を一身に受けたイガムのオチが「仏陀の啓示を受けて仏門に帰依する」だとは流石に予想外でした(笑)
1日経って気付きましたが、啓示を受けた後にやたら中途半端に髪を切ったのはあれ、「尼になる」ニュアンスだったんですかね……。
 >最終回での最後のピンチが「変身できない」だったのも納得が行かなかった所です。
ああ確かに、どちらかというと、生身のピンチはメディテーションで乗り越えるの当たり前ですからね……とにかく色々、散りばめた要素をこれといってジャンプアップさせられないまま、終わってしまいましたね……。

◆chi-chanさん
 >何でもグレートファイブは22話の戦いで結構痛んでしまったらしく
そうだったのですか。そういう事情なら、仕方ないですね……。
 >つまり21世紀にならないと人間は自分の世界を離れられなかったと(笑)。
この辺り、「宇宙なら割と行けてしまう(気がする)」、のはちょっと面白いですね。
 >逆に言うと先に『マジレンジャー』を知っていたからこそ、余計に『マスクマン』ラストが納得いかなくなってしまうんだと思います。
ええと、すみません、chi-chanさんの解釈は尊重いたしますが、私自身は全く思い出していないです『マジレンジャー』。
 >昭和特撮では「ヒーローにおける恋愛・異性関係の成就」がめったになく(多分『ギャバン』ラストでようやく)
身も蓋もない話としてはつまりそういう事だとは思うのですが、敢えてそこで「タケルと美緒の恋愛」を物語の軸に置いたにも拘わらず、それを活かせず丘の先に辿り着けなかったのが残念だったところです。言い方を変えれば、「何故、タケルは昭和ヒーローを脱皮できなかったのか?」とでもいいましょうか。
 >この時期は分かりやすさ重視も込め世界レベルの和解ルートを排除する方針だったのではないでしょうか。
基本的に、善玉と悪玉をざっくり分ける事自体に異議は無い(むしろその方が良い事が色々多い気がする)のですが、今作に関してはイアル含めてみんなで並んで「これから地上と地底の新たな関係を築くのだ!」とかしても良さそうなところを、わざわざ地底の融和主義者の娘との別離を描いたのが困惑するんですよね……。
 >あれやこれや言いましたが、ここはイガムに地底再建を任せ、二人で地上暮らししてもいいんじゃね?とはやはり感じますよね(笑)。
イガムが新王位について万々歳はそれはそれで無理が出たでしょうし、タケルとイアルの心情もわかりはするのですが、捉えようにとっては、イガムが最後に壮絶な嫌がらせとして旅に出ているんですよね……(笑) 結局、「どうしたらイガムを軟着陸させられるか」を設計しきれなかった(する気が無かった?)のが、大きな穴になってしまったなと。

◆カルさん
 >本当に衝撃的でしたね……何より頭を抱えてしまうのは、単発のエピソードでは良いのもちらほらあったことです。
そうなんですよねー。仮にエピソード単位の加点方式で見たなら、そんなに悪くないと思うだけに、物語の要所がまとまらなかったのが惜しかったですね……。
 >せめてリサールドグラーがラスボスにふさわしい強さを見せてくれれば、もう少し評価も上がったでしょうけど、それもないですし。
もともと、巨大戦にはこだわり薄めの作風ですが、それにしても、いつも通りに倒しすぎましたよね……。