東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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3/20付けレス

 本日は『天装戦隊ゴセイジャーvsシンケンジャー エピックON銀幕』感想を書きました。

走れキラメンタル

◆Nさん
 >今回は『キラメイジャー』ってこういう戦隊だよ、というのが鮮明になった+山口監督の演出が噛み合ったおかげもあって、かなり楽しめました。
第1話では若干、空回り気味ではないか、という不安も漂ったノリが敵味方の双方と噛み合って、期待の高まる回でしたねー。
 >そしてその流されやすさが、すんなり物事を受け入れられる利点でもあり、対人関係の不和を生み出す欠点にもなっているのかなと。
ああ確かに、第1話でも誉められると割とすぐその気になっていましたし、ポジもネガも、素直に受け止めやすい(ゆえに周りに流されやすい)という傾向はあるのかもですね。
 >物事を柔軟に解決する能力も備わっている人物として描かれたことで、一気に充瑠君に入り込むことができました。
閃きそして柔軟さ、というのは今後も充瑠の特性になっていきそうですね。しっかりとキャラクターが“考える”物語は好きなので、そういう部分も充瑠には期待したいです。
 >しばらくは本物+代役ンで焦らしておいて、初の全員名乗りは"5人が揃う"事に意味持たせた節目のエピソード、とかだと面白いななんて思ってます。
チームアップ第二段階で、真の揃い踏みをやる、というのはありそうな仕掛けですよね。好きな仕掛けでもあるので、とりあえず第3話でどうしてくるか、楽しみです。
 >今回、『キラメイジャー』の軸になるであろうエピソードで瀬奈をフィーチャーしたのはこのためだったのかという納得度も高いですし
メンバーの中では比較的、充瑠が我が身に置き換えやすい事情や、公私の問題のウェイト、そこからの映像的な爆発力、に「走る」というキーワード、と綺麗に繋がって、パイロット版として行き届いた計算は本当にお見事でしたね。

◆あきさん
 >最終回は時雨と為朝が素面でこのポーズに挑戦してくれるのか凄く気になりますがぜひ頑張って欲しいです(笑)
……そういえば、それがありましたね……(笑)
 >でも危なっかしいしほっとくと全員の命に関わりかねないからリーダー教育の為に駄目出しはガンガンさせて貰う、みたいな。
リーダーとしての仕事、は充瑠に任せる一方、ラグビー仮面に勝つには瀬奈のスピードが必要、と作戦面の指摘はしっかり行い、なんだかんだ丸投げしないのがホント真面目な奴だなと(笑)
 >たぶんキラメイジャーの為にある程度本業を犠牲にするか調整をさっさと考えてたのは彼1人だろうと思うと好感度上がりました。
あそこで怒るという事は、恐らく為朝はキラメイジャー活動を最優先する心づもりが決まっているんだな……と伝わってきて、前後も合わせて良い見せ方でしたね。
 >でも内心どうしようかドキドキしながら様子見してたのかもと思うと、彼等にとってもどっちを優先するかは悩ましい問題だったのかなと。
ひとまずここを解決して、両立させる方向になったのは、キャラの特徴が残ってやはり良かったですね。
 >ラグビーの「all for one」も連想して、このスピリットを打ち出す回だからいきなりラグビーモチーフだったのかもと思いました。
流行を取り入れつつ、モチーフとエピソードのテーマをしっかり繋げ、更にオマージュ要素まで入れると、これは絶妙なアイデアでしたねー。
 >地球外から来た怪人が地球の道具モチーフであることの理由づけを行うと同時に、着ぐるみ費用の節約を両立させてるのかなと思いました。
メタ的な事情も含めて、怪人の設定もかなり計算されている感じなのは塚田Pという感じで、この先どんな見せ方をしていくのか楽しみな部分です。

◆五月サツキさん
 >そんなやつが勝つ展開が続いていて、フラストレーションが溜まるんですよね。
主人公苦境のターンにしても、もう少しカタルシスが欲しいところですよね。レイダーも今のところ、大企業と大企業の争いの間に生まれた犠牲者ですし、アルト自身にも自分が「強者」という自覚が無いのが、色々と問題を広げている感じで。
 >新屋敷は現実なら即クビですよね。いくらなんでも態度が悪すぎる。ああいうのが「やり手」と言われても説得力がないような……。
「お仕事対決」なのに肝心の「お仕事」描写に誠実さが無い、というよくわからない事になっていますよね……。
 >或人がやられっぱなし、というか法的手段に出てもいいような事をされているのに何故対処しようとしないのかが引っ掛かります。
アルトの対応が物語の展開に順応できていない為に、「会社の命運をかけた戦い」というリアリティが消し飛んでしまっているんですよねー。
 >思い返せば1部終盤でイズが不用意に迅の前に現れたあたりから、その片鱗は見えていたような気がします。
あそこで飛び出した雑さから、急に全体のたがが緩んでいる感じはありますよね……。
 >不破さんだけがわりと安定している且つストーリーも進めてくれるので、不破さんパートが癒しです。
滅とのやり取りもシリアスに徹していますし、結果的に、お仕事対決から距離を取る事になった不破さんが崩れないでくれているのは、ありがたいですね。