東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/31付けレス

 本日レスのみ。

再生と再構築

◆ひろさわさん
 >被害者の女の子にやさしく「大丈夫?」と微笑みかけたり優しく隊長にコーヒーを入れる今回の凪が、本来の姿じゃないかなあとか思ってたりします。
その辺りの含みも、もう少し付けられると良かったんですけどね。3クール目の変化に期待したいところです。
 >また、溝呂木≒mythology(神話)と とらえる考え方があるのですが(だからcommonでは かなわない カードゲーム的ですけど)
ああ成る程、溝呂木を「神になりたかった男」と捉えるのは、補完としてはしっくりと来ますね(それを物語で上手く見せられなかったのが、今作前半のまずいところでありますが)。
 >西のほうの神話をもてあそんできた溝呂木が、心底愛して求めたのは東の(創世)神話だった、というのは、ちょっと物悲しい気がします。
溝呂木に関してはホントもう、「凪と二人で新世界の神になる!」路線をプッシュした方が面白かったのではないか、とつくづく(笑)
 >これ聞いた時に、ジバン39話・ギバ様の「いいぞ抱き合って爆発しろ!」が脳内に再生されて変な笑いが出ました。
言われてみると(笑) ギバ様は、未だにかなり好きな悪役であります。
 >ワルダー、いいキャラですね。子供のごっこ遊びでも人気あったんじゃないかなと思います(実際はどうだったのか知りませんが)。
ある程度、定番のキャラ付けながら、欠けていたピースにぴたっとはまっていますし、自身の抱える弱さを認めたくない悪役(だけどビジンダーには本音をこぼしてしまう)という、単体でも格好いいキャラですよねー。

◆iwatakaoさん
 >演者の方々の熱演と演出、そして予算不足から来たのであろうチープなセットづくりが、却って妙な生々しさとリアリティを醸し出してましたね。
悪い意味でなく“汚さ”の生むリアリティ、というのが状況設定と上手く噛み合いましたよね。描かれる命の軽さが、なんとしてでも生き延びよう、という意志とも繋がりましたし。
 >もう少し早くこの路線で01という作品そのものを見てみたかったです。
2クール目の頃は、月世界でシャドウ壊滅でもいいのではないか……とか思っていましたが、ワルダー登場以降、それぞれのキャラのポジションが定まった事で、物語の構造がホントしっかりしてきましたよね。ここからラストまで、駆け抜けてくれるのを期待したいです。

◆ヘイスタックさん
 >前作ハカイダーの人格は何度か書いているようにワルダーを更にハードボイルドにしたような正統派ライバル
今更ながらホント、『キカイダー』は真面目に見ておけば良かったな、と。
 >ムック本等では「善人の光明寺博士の脳が入っている時はまともだったが、悪人かつ狂人のギルの脳を入れたせいで目も当てられなくなった」
やはり、移植手術その他の影響で、機能不全と意識混濁の末に生まれた第三の人格なのですね『01』ハカイダー……。
 >アニメ版黄金バットは、やはり神様的ヒーローどころか完全に神そのものだったんだな、と改めて思いました。
『01』と同時期だと、『コンドールマン』がこの辺りのテーゼをよりストレートに描いていて興味深かったのですが、年代による変遷とか、そこを改めて拾い直した『オーズ』とか、辿っていくとまた面白いですね。
 >ジローが不完全な良心回路に打ち勝つ為に精神修行の旅に出る所でラストを迎えており
『01』前半の迷走の一因としてやはり、そんなジローの純然たるヒーローの機能「だけ」を取り出してしまった事で、イチローとの対比が上手く構築できなかった、というのはありそうですね。
 >恋愛ネタエピソードが続き、ここ最近は忘れられていた要素ですが中盤の山場を越えて一気に原点回帰してきましたね。
同時進行で見ている作品が『01』と『ネクサス』というのもあり、『マスクマン』のツボを押さえた構成には、必要以上にホッとしてしまいます(笑)
 >秒読み開始してから急いで脱出しろ!なのがマスクマンは替えが利く戦士なだけに、いざという時は優先順位をつけて切り捨てる事に躊躇が無い感じがして怖いです(笑)
隣に守るべき一般市民が同乗している事に気付いていないのか、それとも既に正体を見破っているのか(笑)

◆インザファイトさん
 >先日配信された宇宙人回も脚本は長坂さんでしたが、ここからダべ星人に繋がったのかもしれない...
曽田先生だったどうしようかと思っていたら長坂さんでしたが、予告からは思いもかけぬ名作回という所も変なシンクロを(笑)
 >ジャンパーソンとMX-A1との葛藤を始めとする作品テーマにも、「キカイダー01」を彷彿とさせる、ロボットの善悪論が読み取れます。
普遍的なテーゼを含んでいる事もありますが、ジャンパーソンとMX-A1の関係性は、ジローとイチローをよりわかりやすく再構築した、と言われても納得できるものはありますよね。
 >個人的にはブルースワットの強盗回が、作品中でも五本の指に入る位好みなエピソード。
あの回は、アプローチの変化を上手く活かして、アイデア的に面白かったですね。