東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

1/15付けレス

 なんだか、風邪の一歩手前の気配。本日は『マスクマン』感想を書きました。

光の行方

◆ヘイスタックさん
 >「何故姫矢を行かせたのか?」という孤門の一番気になる(納得いかない)部分への質問に対しても
 >「撃つとでも思った?貴方こそ何故彼を信じるの?」って、はぐらかしただけで何も答えてないですし。
勿論、撃つと思ってましたよ! ていう(笑) 台詞を書き起こす気力も湧かなかったのですが、約半年分のあれやこれやがなんか雰囲気で片付けられるのは、悪夢でしたね……。
 >「怪獣使いと少年」は元のシナリオからの改変が激しく、「上原正三の作品」というより実質「東條監督の作品」と化しているらしいので
おお、そうだったのですか。当時の東條監督の血気のようなものが結構出たエピソードだったのですね。
 >『怪奇大作戦
今作を好きな友人に勧められ、だいぶ以前に一通り見ている筈なのですが、当時の趣味嗜好もあって、壁抜け男とか、TVから矢が!とか、「車に頼まれたんだ」とか、ぶっ飛んだ部分しか覚えておらず、改めて見るとまた印象が変わるのかもなぁという作品です。
 >本人は子供番組に拘っていたそうですが、これらの話を見るに、市川森一が勧めたように大人向け作品の方が大成できたのではないか?と何だか惜しい思いがします。
上原脚本の面白さに、上原先生の持つ社会派要素が、子供番組における咀嚼や衝突を通して発生する化学反応、という面はあると思うのですが、それが大人向け作品で抽出・洗練されていった時にどう出たのか、というのは気になるifですね。

◆中吉さん
 >TLT方面は2クール目に入って以降むしろガタガタ感が加速していますね…。
本来なら、「姫矢の物語」に対して「孤門(TLT)の物語」が密接に絡んで互いを引き立ててほしいところなのに、「姫矢の物語」を進める為にTLTが都合の良いギミック化してしまって、雑な扱いが更に目立ってしまってますよねー。
 >溝呂木との足の引っ張り合いになっている気がするのも悲しくなってきます。
溝呂木自身が「話の都合」を体現するキャラになってしまっているので、魅力的な悪役になってくれないのも、痛い所ですよね……孤門と姫矢と副隊長の仇役を一人にまとめたらキメラ化してしまったというか。
 >とりあえず次回は姫矢の物語に綺麗に区切りをつけてくれることにとにかく期待したいですが、唐突な「宿命」発言がピンとこなかったのが不安です。
予告は盛り上がる感じでしたが、とにかく今回、全体的にキャラが「統一感も積み重ねもなくそれっぽい事を言う」話になっていたのは、次回へ向けて不安ですね……。

◆iwatakaoさん
 >副隊長が割と素直にネクサスを援護してるのやっぱり違和感凄いですよね。
本来なら「ビーストへの憎しみ」が副隊長の最重要アイデンティティの筈なのに、話の都合で「ビーストへの憎しみ」<「命令」になってしまうので、いつまで経ってもキャラの行動指針がふらついていて、しかもそれを適当に誤魔化す事で傷口が広がる通り越して腐ってしまっているんですよね……。
 >今回のビーストの名前がまんま「クトゥーラ」、決戦の舞台が割とルルイエっぽいところ
そういう名称だったのですね。クトゥルフ神話はちょっとかじった程度にしか知らないのですが、今作のオカルト伝奇色の取り込みはそういう意識もあったのかと納得です。
 >やはりビースト関連はクトゥルフ神話のオマージュが見られるのかなと
今回、根来が急に「地下」にこだわる事に首をひねっていたのですが、ラヴクラフトにおける「ニューヨークの地下鉄」の引き写しだったのですかねー。

◆さやまきさん
 >え?いつから副隊長は姫矢を認めるようになってたっけ?と過去を振り返ってみてもそんな決定的なシーンが記憶からはヒットせず
ネクサスの戦いに感化された、というならもっと前半から変化が無いと不自然ですし、ホント意味のわからない人になってしまいましたよね……なまじメインキャラ扱いなのがまた辛いところで。
 >イラストレーターもなんかまるで溝呂木を後ろで操ってる人みたいな台詞がポンポン出てきて
イラストレーターにしろ溝呂木にしろ、「あまりにも情報が少なすぎて謎としてどうでもよくなってしまう」状態になってしまっていて、スタッフのキャリアの割には、こういう所がホント巧く回っていないですよね。
 >TLT側の描けて無さが逆の意味で際だってしまってもうクライマックスだというのに勿体ないです
色々と事情もあるのでしょうが、防衛隊の存在、にメスを入れられなかったのは今作の足下の大きな泥沼になってますよね。
 >4機の発進シーンで最後のデルタの噴射を受けて画面に一瞬ブレが生じる演出とか
アクションや特撮面でのスピード感は、さすが北浦監督、という感じでしたが、もう一つ噛み合ってこないですよね……。
 >(今まで具体的な地名を避けてきてたのに急に新宿だけはピンポイントで出してくるというのも唐突でした)
いきなりの新宿中央公園、はなにごと感ありましたが、映画からの流れ?だったのですね。

◆Nさん
 >遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もたま~にコメントの方させて頂きたく存じます。よろしくお願いします!
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
 >17~20話はスピード感ある対決、防衛隊の活躍等アクションに力を入れていた時期だったので、多分そこで今作の印象を美化していたのだと思います(笑)
一区切りの後にバトル面を盛り上げつつ、姫矢とカメラマンのエピソードなんかは、割と良かったですものね。その一方で、隊長や副隊長の描写不足と強引な補正作業が致命傷として目立ってきてしまったなと。
 >それくらい作劇部分の土台が土台として機能していないいうことなのですよね......。
ストーリー全体の謎みたいなものも、2クール目の初めに触れた後、全然絡んでこないですし、連続ものとしてはどこを注目すればいいのか行方不明なんですよね……そして代わりに追いかけるほどキャラも魅力的ではないという。