東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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12/24付けレス

 本日は『ネクサス』感想を書きました。

乾燥肌の季節

◆ヘイスタックさん
 >”工夫の出来る監督”として個人的に注目していたのですが、ネットやムック本などではあまり話題に挙げられる事は無く、もっと評価されてもいい監督だと思っています。
初期の昭和ライダーはそれほどきちっと見ているわけでもないので、いずれ見る機会があれば、改めて山田監督には注目してみたいと思います。
 >グリッドマンは車椅子ハッカー回ではかなりの理想のヒーローぶりを発揮していたので、もっと前面に出て来る回も見たかったですね。
グリッドマン』はこの辺り、コンセプトの面白さを劇作の上で咀嚼しきれなかった感じがありますよね。あちら立てるとこちら立たない、みたいなのが割とあったのは勿体なかったなと。
 >玩具パッケージには車モードやドリルタンクモードなど本編には絶対出て来ないようなオリジナル形態が掲載されていました。
玩具的にはそういうの好みですが、元が『ネクサス』だと思うと、なんともいえない気持ちが募りますね……。
 >また姫矢の乗る石棺戦闘機も玩具ではジョイントが共通になっており、クロムチェスターと組み替え合体して遊べるぞ!
 >という設定ガン無視の共通ギミックを備えていたぐらいです。
文字情報だけで滅茶苦茶面白いですね!(笑) 本編で見たいような、それはやってはいけないような……ホントこう、企画と実物と商業展開の間に、色々と、亀裂を感じる作品ですね『ネクサス』……。

◆あきさん
 >DVDでボウケンを見て高丘ファンになった直後くらいにAtoZを見て「台詞2つだけ・・・?」 と物足りなかった分もあり
当時、出合さんを知らなかった事もあって『AtoZ』では全然印象に残っていなかったのですが、今回見て、居た居た、と(笑)
 >予算もスケジュールもなく撮影は坂本監督が2週間でアクセルと合わせて2本撮ったこと。
それは物凄いですね……手持ちカメラの多用は、撮影のスピードアップの為というのもあったのですかね。
 >その監督自身は「今日は高梨臨ちゃん、明日は滝由河里ちゃん♪」とご機嫌だったこと(笑)。
女性サブキャラの扱いがぞんざいな監督よりは、綺麗に撮ろうとしてくれる監督の方が良いな……とは、思うんですけど……ね(笑)
 >予算節約のため村人達等エキストラは塚田P始めスタッフ総動員で小道具も私物、三条さんも冒頭でWに倒される怪人役だったこと。
超能力村バトルの、微妙にもっさりした感じの正体に、なにやら納得できました。東映特撮の内トラ起用はしばしば聞きますが、削れる所は削りまくった作品だったのですね。
 >DVD発売が2011年7月、東日本大震災の4ヶ月後で「命」への思い入れが強い時期だったので、余計に克美の叫びが刺さったのかもしれません。
ああ、そういう時期だったのですね……。
 >或人が人間だけでなくヒューマギアの事も必死に守ってやろうとし、実際に守り抜いたのはこれが初めてでは?と思いました。
そう言われてみると成る程、暗殺ちゃんを使う事で、ゲストヒューマギア=怪人、のパターンから離れられた、というのは一つ大きなエピソードであったかもですね。
 >「あれ?ひょっとして三条さんもヒューマギアのことも守れる或人であって欲しいと思ってたりする?」と勘ぐってしまいまして。
基本的に後手に回るヒーローの宿命はありますが、いつか「止める」の先へ行くゼロワン、というのはあると格好良さそうですねー。アルト/ゼロワンは、色々な成長の方向性・可能性が見えるのが、いい主役だな、と思います。
 >是之助社長もワズには魅力的なお人柄だったようですが、下手すると人間の部下に対しては一番大事なゼロワン計画を
 >誰一人共有することが出来ないままで、彼に後継者として指名された或人がその孤独まで受け継いでしまっている感じがします。
先代と副社長がどんな関係だったのか、などは割と気になるところです(笑) 父祖の作った歪みを子孫が受ける、というのは一つパターンではありますが、今作がそこをどう乗り越えていくのかは、楽しみですね。

◆橘まことさん
 >吹き替え版のメインキャストにP5の竜司と双葉
割と吹き替えの演技が実写映画寄りだった印象ですが、誰が誰だか全然わかっておらず、グウェンに至ってはずっと、沢城みゆきさんのつもりで聞いていました(笑)
 >実写映画は二度も仕切り直すなど安定さを欠いていますが、だからこそ「スパイダーマンの誕生」が短いスパンで何度も描かれ、
 >結果的に「他次元のスパイディが良き先導者となる」本作の展開のうまいバックボーンとなったのかなあと。
実写の要素やアメコミの事情などを取り込んでくすぐりを入れつつ物語の面白さに繋げた上で、あの演出そのものが、クライマックスで効く、というのは凄い良かったですね。
 >意を決して飛び降りるシーンがカメラのアングル変更によって飛翔へと切り替わるなど、
 >ビジュアルの使い方もストーリーの補強となり「今だからできる映画」として文句ない一本だったように思います。
実写MCUの蓄積も活きているのか、クオリティの上昇が物語の表現にきちっと接続されていて、色々な部分で納得度の高い映画、でしたねー。
 >あとはやっぱりグウェンですね。シルエット、動きともにスマートで、かつ「主人公の一歩先を行くヒロイン」というのが完全にツボでした。
成る程これはインパクト大だなーと、遅ればせながら深く納得しました。
 >「主人公の少年・少女がヘッドホンガンガンで自分の世界に没頭してところを現実に引き戻させる」導入
いい年した大人がノリノリでエアギター、みたいな演出も割と見る気がするので、アメリカ人あるあるなんですかね(笑)

◆スピリットヒューマンさん
 >始さんにしろ高丘映士にしろヒーローとしてアイデンティティを確立していくと、何故か主人公のヒロインになってしまうのはなぜなんでしょうか(笑)。
會川さん、女性ヒロイン書く事自体は嫌いではなさそうなのに、それ以上に“惹かれ合う”関係を、書く事ありますよね(笑)
 >太田愛さんは東映で相棒を今も書いてらっしゃるのでそこから東映特撮も書いてくれないかなと少し期待しています。
おお、そうでしたか。東映と縁があるならば、ゲスト参加とか、見たくなりますね。
 >長いバトルシーンをいくつも挟みつつ観客を飽きさせない作りになっておりテンポも良く面白かったです。
杉原監督が、この調子で伸びてくれると、嬉しいですね。この1年で、ぐっと楽しみな監督になりました。
 >今年初めて仮面ライダーTHE FIRSTを見たのですが、長石監督はいい画を撮ってくれるので見やすかったです。
井上濃度も高いのですが、割と長石濃度も高い映画ですよね。雪の結晶を見て本郷が正気を取り戻すシーンとか凄く美しくて、なんだかんだ好きな映画です。
 >過去作のオマージュも物語に絡めた上でくどくならずに描いてくれたので3部作の完結編としてはなかなか良かったです。
遠からず見に行きたい予定なので、楽しみです。
 >スパイダーバースは見てて疲れる映画でしたが、面白かったです。
色々と目まぐるしいので、個人的には、自宅のTVで見て丁度いい映画でした(笑)

◆島縞さん
 >ボウケンジャーは全体的に野郎の方がヒロインポイント高い作品だった気がします…w
……そういえば、セクシー担当も居ましたね(笑)
 >デストラさんが入るかと思っていましたが面子を見て納得といいますか、単純にチェンジマンの敵役が強すぎる…魅力的な敵もまた作品の華だなと
デストラさん、終わってしばらく経って改めて好きだなぁ、というタイプのキャラとなりましたが、今年はホント、ゴズマ勢が凶悪でありました。悪が輝くからヒーローが映える、という点もホント『チェンジマン』の造りの手堅さでしたねー。