東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/23付けレス

 本日は『風花雪月』の話を書きました。色々と遅延気味。そろそろ年末企画(例のアレ)の準備も始めなくては……。

温故知新

◆chi-chanさん
 >時代が進むにつれ、「肉体からの光」・「昆虫と肉体が合わさっての光」・「知性・地球・肉体が合わさっての光」(レッドマスクはサブの知力)と進化していくのがポイントですね。
文字にすると、どれもなんかオカシイ……!(笑)
 >「マスクマン」・「ジェットマン」・「アバレンジャー」で「生き別れカップル3部作」
基本構造を同一とする戦隊シリーズだけに、こういうカテゴライズをしてみると、モチーフをどう使うのか、というのが時代による変化も含めそれぞれ見えてきて面白いですねー。
 >これが今だったらモーショントレース操縦方式とかにして肉体と機械を連動させられたかもですが。
後の『ゲキレンジャー』がやはり、その辺りの要素を補った作品という事になるのでしょうね。ゲキビーストまでいくと、どうしてもメカ感ゼロにはなってしまいますが(個人的には、メカっぽい方向性が好き)。
 >調べてみるとその前に『ダイナマン』31話のスパイ有尾人夫役を演じていて、88年には『仮面ライダーBLACK』にも父親役でゲスト出演したそうです。
ああ! あの名エピソードのお父さん役もでしたか! 中田さん、てらそまさん、小山さんはホント、メタ的にも色々凄い事になってますよね……。
 >つまり姿長官から資金力を無くすと『シャンゼリオン』の宗方さんになると(笑)。
ぴったりですね(笑) 改めて考えると、SAIDOCは、80年代的な謎組織のセルフパロディ的な事を堂々とやっていたのですね。
 >「重々しい大人の指導者」キャラの展開に限界が来ていたのでしょうか。
そういったキャラクター像が受けにくくなっていたというのは恐らくあるのでしょうね。加えて、色々なエクスキューズをそういうポジションに押しつける作劇も無理が出てきたのが90年代なのかなと(これを悪意的にスライドして取り込んだのが『ファイズ』や『キバ』なのかな、とも)。

◆ヘイスタックさん
 >次回といい「生身の肉体の力を引き出す」というテーマは根本的な所で販促番組と相性が悪い気がします。
シリーズ従来作とは向きを変えたアプローチは面白いと思うのですが、「ではメカは?」という所で当時の作り方と正面衝突してしまった感じはありますよね。これが90年代以後になると、メカ要素もファンタジーでいいよね、という事になってきますが。
 >そもそもタケル以外は既にオーラの維持に成功済みで特訓をする必要自体が無いので、これ他4人は単にタケルの無茶に巻き込まれただけですよね……。
チームメイトとして共に戦ってきた仲、という事で最初から信頼感MAXですが、メンバーが最初から一蓮托生すぎるというのはは前作フラッシュマンでネックになった部分ではあるので、今後少し、変化があるといいなぁと思います。

◆タイキさん
 >改めて曽田戦隊が90年代作品群に与えた影響の大きさを思い知らされます。
思っていた以上に、80年代戦隊は色々やっているなぁ……と、目から鱗が剥がれ落ちる思いです。
 >「ギンガマン」におけるヒュウガのことで精神的弱点が出てしまうリョウマを支えるハヤテ達という形に洗練されて継承されてる気がします。
ギンガマンも最初から信頼度MAX戦隊ですし、ドラマ性の中心を赤に置くところなど、構造が確かに近いかもですね。そこで信頼度MAX状態からの個々のメンバーをどう掘り下げていくのか、というのが小林靖子の巧い所だったのだな、と改めて。
 >マイナス面に突っ込んだ上で改めて「ヒーローになるとは何か?」を考え直したのが90年代以後の作品群ということになるのかなと。
ここで、過去のヒーロー像を茶化す事なく、しかし時代に合わせたアップデートを少しずつ積み重ねていった、というのが戦隊シリーズの強さですよねー。
 >「ダイレンジャー」感想で拳法戦隊の割には修行シーンが少ないと仰ってましたが、露骨に修行シーンをダイレクトに出すと本作と丸被りになってしまうから避けた、というのはあるかもしれません。
流れで見ると、それはあったのかもですね。後にその「修行」をテーマに据えた『ゲキレン』が、「修行」要素そのものの壁にぶつかってしまいますが、1エピソード単位で展開する難しさというのもあるのでしょうね。

◆ナシナさん
 >お久しぶりです。覚えていますでしょうか。
どうもどうも、お久しぶりです。
 >ブログ内での感想や過去のまとめ、いつも拝見しております。相も変わらずとても参考になります。
ありがとうございます。
 >他の方々が言っているとおり、歴代レッドの面々と比べると、本当に私情に走ったレッドですね。
下手な戦隊なら、いきなり説教か大げんかですよね……(笑) ここからスタートしたのは、なかなか面白いなと。
 >これはいかにもなTHE軍人っぽい将軍と違う系統にするための中性的な男性幹部という扱いだけでなく、
 >疑似的にかつての恋人が敵に回り、戦わなければならないイニシエーションも兼ねているのかなと思いました。
チェンジマン』では女性キャストに男性声のシーマが悪の幹部の中のアクセントになっていましたが、敵キャラのバリエーションとして変化をつけつつ、おっしゃる通り、物語の構造そのものを示しているのも、面白いキャラになってますよねイガム。
 >まだ顔がそっくり!?とこれも言及はされていない筈なので、よく分からないですけど、ただのライバル関係では終わらないですよね。
鎧兜に身を包んでいるのでよくわかっていない、という事だと思うのですが(巧い造形)、色々な使い方が出来そうで、どう転がすのか、楽しみな要素ですよね(スルーしようと思えばスルーも可能ですし)。
 >タケルと美緒の関係をフィーチャーして強調している中、他のメンバーは脇に追いやられていますけど、5話目から順次自己紹介を兼ねて焦点を当てそうなので楽しみです。
順当にキャラ回に入るようなので、巧く転がっていくといいなーと、楽しみです。
 >女性陣は現時点では個性が立ってないけど、髪が短く忍者なのがハルカ(黄)で、髪が長い方がモモコ(桃)で合ってますか?
ですね。女性キャストは特に、OPカットのバブル感の強さが、時代を感じさせます(笑)
 >更に4話を見ると何だか飴と鞭を使い分けている長官だと思いました。
言われてみるとその辺り、(軍隊的な)「上官」というよりも(企業的な)「上司」ぽさの意図があるのかもですねー。
 >前にもどこかの特撮でクレジットされていた覚えがあったので、調べてみたら、ダイナマンにこちらも顔出しで出てました。
近年は胡散臭いキャラのイメージが強い金尾さんですが、30年前は良い父親だったとは……(笑)