東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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8/12付けレス

 本日は『風花雪月』の話を書きました。タイトルの意味は、未だ不明。

長距離走の助走

◆MOPさん
 >ジュウオウVSニンニンは、大和くんと天兄のキャラの落差と「前向きなレッド」としての方向性の一致が良い感じで混ざりあってて面白かったです。
おお、良かったですか。『ジュウオウ』は大好きなので、やはりそろそろ見る頃合いか……。

◆中吉さん
 >一話ごとにしっかり山場を作ろう、という意識が限りなく薄くて軽く引きました…(笑)。
1エピソード単位で助走とジャンプがあるのでなく、物語全体の中の助走期間だから、ずっと助走……という確信犯でこれをやっている事自体は凄いですが、凄ければいいわけではない感もまた凄いですよね……。
 >孤門自身についても過去のトラウマの掘り下げや戦いへの意識の変化が描かれないので2話続けてウルトラマンの戦闘シーンを削った意味が正直わからないです。
じっくり描きたい意識はともかく、今のところ主観人物としては孤門を応援しにくいのも盛り上がりに欠けますよね。
 >小型のビーストと大型のビーストとの戦闘を両方詰め込むのがそもそも無理があると思うので早めに構造を修正していってほしいです…。
世界観を特徴づける掴みのインパクトとしての小型ビーストそのものは悪くないとはいえ、どうしても焦点が散漫になるのは、難しいですね。
 >副隊長はそもそも性格に問題があるらしい、というのがわかったのは良かったのですが。
どちらかというと、前回あれだけわざとらしく怪しげだった勧誘の死神さんが、凄くいい人に見えてくるという(笑)

◆やずみさん
 >リアリティ重視の画面作りや長期のドラマで結果を出した『クウガ』『アギト』『龍騎』『555』の延長線上に、
 >「主人公はヒーローではない」というさらなる挑戦を重ねる、そこから生じる様々な悲喜劇が私たちを捕えて離さなかったものです
ある意味で、70年代の飽和期と逆の形で生じた冒険性というか、90年代の冬の季節に地下に蓄積されていたものが00年代の雪解け(&先の不透明な状況)の中で一気に噴出した尖り方というのは、この時代の特撮作品にあるのかもですね。

◆chi-chanさん
 >多分話の作りとしては「ナイトレイダー入り」がそれに当たるのでしょうが、こつこつ訓練してーは確かに地味ですよね…。
せめて、ナイトレイダーの誰かと特別強い関係になる(『クウガ』における五代-一条のバディ関係的な)ような要素があればまた違ったと思うのですが、そういうのも無いですしねー。気にはしたのか、初回モノローグで副隊長との関係性強化を示唆はしていますが、それさえも引きネタの一つですし。
 >あえて凡人が努力してプロの仲間入りをする様子を描きたかったのかも知れません。
もう少し孤門視点で、ナイトレイダーの凄さへの感心と、そこに加わりたい動機付けが劇的に描かれていればなと思うところですが、そういう部分も淡々と描くスタイルなんですよね……。
 >これまで当たり前だった「ウルトラマン変身者=防衛チーム隊員」という前提が本作で初めて外されたんですよ。
ああ成る程、近作を見慣れているので自然に見ていましたが、革ジャンさんの服装含めて存在自体が、シリーズの約束事を外す記号としての役割を持っているのですね。
 >やっぱり「主人公とヒーローの距離」はある程度近い方が書きやすいんでしょうね。
後藤さんって序盤から「後藤さんなりのヒーロー像」が見えるキャラでしたが、比較すると孤門は「孤門にとってのヒーロー像」が見えないキャラ、というのも今作のどこをフックに見ればいいのか迷子感を増しているところはありそうですね。
 >ストーリー重視ならスローペースでもありかも知れない…と視聴者を信用していたのかも知れません。
わかる部分はありつつ、今作立ち上がりと初期平成ライダーを比べると、やはり最低限、前後編セットぐらいでヒーローの見せ場がないと辛いな、というのは正直感じました。