東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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遅ればせながら7/24付けレス

 本日は『ウルトラマンガイア』感想を書きました。

俺とおまえの兄弟サンダー

◆インザファイトさん
 >宮下隼一はアクション重視で分かりやすく、子供向け作品として見られることを意識している、というイメージ。
レスキューポリス>自体の行き詰まり感もあったのかもですが、『エクシードラフト』以降の宮下さんはなんとなく、白黒はっきりつける事への意識、みたいなものは感じます。そこは誠実さとして、好きな所ではあるのですが。
 >勿論エクシードラフトは面白い(特に、高速移動ができるターボユニットの存在はアクション面において非常に役に立っている)とは思うのですが、
アクション面は、割と好きな作品です。レスキュー要素がどこか飛んでしまったのは残念でしたが……。
 >どうもドラマ面においては、杉村升の力の入った脚本が恋しくなる、といった感想です(笑)
冷静に振り返ってみると、杉村マッド路線が、宮下オカルト路線へ継承されていったわけで、不思議なシリーズですね(笑)
 >どうしてよりにもよってウインスペクターの最終回と同じ結末をたどらせてしまったのか...
杉村さんの得意不得意というか、どうしても、シリーズ構成としては信頼度が落ちるんですよね……。

◆KindoNichiyoさん
 >あれだけ陸のリュウソウ族を嫌っていたモサレックスがディメボルケーノを「兄弟」と呼ぶのは違和感ありまくりですね。
根っこのところの調整が、どうなっているのだろう……と色々疑問の出る展開でしたね。
 >冒頭海辺にやってきたスピノサウルスをモササウルスが襲っているシーンでちょっと笑ってしまいました(笑)。
番宣映像だけちらっと見たのですが、そんなタイミングで、そんな事が(笑)
 >「無機物がマイナソーの宿主になり得る」というところだけ決まっていて、後は何も決まっていないんじゃないかと思えてなりません。
設定が細かくあれば良いというわけではありませんが、今作、設定の使い方が場当たりすぎて、「一つの世界観」を形成できていないのが、困りますよねー……。
 >各キャラの年齢にどの程度幅があるのかもわからないために見ている方もドラマに入り込めないですね。
ここまでの話を素直に受け止めると、バンバとトワは割と年齢差がありそうですが、例えばトワが「自分の知らないバンバの一面」に食いつく、とかあると厚みが増しますが、その場その場のネタでしか消費されないんですよね……。
 >そもそもそういう種族なら、オトちゃんが123歳を大人だと言い張ることもおかしいし。
結果的に15-16話における、繰り返しによるギャグ、みたいな使い方がベターになってしまってますよね。
 >仰る通り、トワは最早いるだけになっていますね。彼だけチームの中での役割がない感じです。
軽そうなノリとは裏腹に使命にシビア、という掴みのキャラが瞬殺された後、特に新しい色づけがされていないんですよねぇ……。

◆ハヤさん
 >マイナソーが潮干狩りをしている=虹の正体は貝だった、など、話の運び自体は悪くないのに、中途半端に終わった感じです。
バックストーリー部分は割と悪くなかったのに、モサ絡みの話との連結が巧く行かず、残念でしたね。
 >ワイズルーの催眠は茶化すべきではなかったと思います。ただでさえ子供の本能に負ける催眠が笑いのネタになったおかげで、
7-8話の印象があまりに悪かった為、「あれ、ワイズルー、催眠術スキルなんてあったけ?」と今の今まで素で忘れていました(笑)
 >モサレックスが操られるという下りが完全に茶番となってしまい、全く乗れませんでした。
前回の今回であんなちゃちな催眠術に引っかかっても困るけど、効いているわけありませんでした、では全く面白くならず、どちらに転んでも地獄でしたね……。
 >せめてモサレックスから何か一言あってもよかったでしょうに。後に何か仕込んでるにしても不自然ですよね。
仕込みがあれば言及しなくてもいい、わけではないのに、そういう所の目配りがどうにも足りてないので、負債が降り積もっていきますよねー。
 >ああいう緊急時の対応って、地味にキャラが出る場面なので、トワの個性を出すチャンスだったのではないかな、と。
 >メルト回で「やってみる前に考えることが必要な時もある」という話をやっているので、その辺りのキャラの対比も描けたと思います。
そういう見せ方があれば、奥行きが出て良かったかもですねー。トワってそういう意味では、崩しにくい(割とツッコミにくい)キャラになっているのも、ちょっと嫌な所にはまってしまっている感じですね。

◆中吉さん
 >前2話ではほぼ全面的に良いやつに振り切れていたカナロの性格をわざわざ中途半端にしてしまった感じはありますね。(本来の性格の設定は当然あるのでしょうが)
恐らく脚本・演出的には、初期設定ベースのオーダーに寄せた描写だったのかと思うのですが、前回が鮮やかすぎたせいで違和感が出てしまって、差配が巧く行っていない感じで勿体なかったですね。
 >モサレックス奪還もバンバが持っていったのもまとまりに欠けますしバンバを出すなら最後の病院のシーンだけで良かったのでは。
どうしてバンバが交流の無いディメ連れてきたのか、さっぱり意味不明でしたものね……。
 >以前のバンバの孤独というのもいまいちピンときませんしやはり大事なところで積み重ねが足りていないですね…。
バンバはホント、基本的なキャラ設定と、6話までにファイブナイツしないといけない事情とが衝突したダメージを、延々と引きずってますよね……。その内、人格が分裂気味になりはしないかと心配です。
 >ディメボルケーノが出たときは一触即発か?と思ったのですが…なんで前回の今回でこうなったのやらという感じです。
明らかに合体前提なので、相変わらず、「やりたい事」と「やらなければいけない事」が噛み合っていないんですよね……。
 >ワイズルーはさらっと戻って来てくれて良かったです。マイナソーのデザインも思い切った感じでいいと思います。
ドルイドン関係のノリが良くなるのは、ホント有り難いですね。

◆ひらりぃさん
 >一部で今年の女装枠とか言われていて笑いました。
思えば早くも二回目なんですよね、女装……(笑)
 >緑川光さんというとクールイケメンのイメージが強かったのですがイケボはそのままで陽気で胡散臭い怪人にも嵌るのは驚きです。
さすが、長く第一線で活躍されている役者さんは、得意技ばかりではなく引き出しの広さがありますよねー。
 >しかしバンバさんは追加戦士にするべきだったという想いがますます強くなりましたよ。
だいたいエピソードの途中から別行動で出てくる事もあり、現状の扱いはすっかり、助っ人タイプの追加戦士(ツンケン期)ですよね……(笑)
 >トワもコウたちと一緒に行動して初期の生意気な年下ムーブをしばらくしていた方がよかったと思うのですよね。
現状の存在感を鑑みると、“生き別れの兄弟”にしておいた方が、トワ独自の立ち位置もスムーズに形成できた感じですよね。

◆spirithumanさん
 >やはり前作に比べるとまだ弱いなかで一番キャラ描写が薄いバンバが変化したようには見えないのがなんとも…
バンバは、キャラ的には絆レベル2ぐらいなのに、合体の都合で絆レベル5になってしまったギャップで、動脈硬化を起こしているというか……。
 >だからこそメインライターは特撮の経験がある方にしてほしかったなと思うところです。
今後を見据えて新しい血を入れていく作業は良いとして、それをまとめるのが経験の少ないプロデューサー&メインライター、というのは大胆にやりすぎた感じですよね。
 >少し前にゴセイジャーvsシンケンジャー、戦隊199ヒーロー、劇場版ゴーカイジャーを見ました。
そういえばシンケンの番外編は『VSゴセイ』でコンプリートなのですが、そうですか、下山脚本でしたか……。『ゴーカイ』はTVも劇場版関係も、いずれ見たいところです。
 >ロキ、ファルコンアンドウィンター・ソルジャー、ワンダヴィジョン、ホークアイ
おお、スピンオフ的というか、人気に乗って単独コミック誌が出たぞ! みたいな展開をするのですねー。ホークアイ好きなので、『エンドゲーム』ともども、楽しみです。

◆もりみやさん
 >で、今作、怪奇描写やクリーチャーの表現は今見ても秀逸な一方、ヒーローものとしてのハデさやケレン味はちょっと弱いですよね。
こだわりが良い方向に出た部分と、悪い方向に出た部分が、はっきりした作品ですよね。満足度を抜きにすれば、キャラ的に「ヒーロー未満(前夜)」の物語をやりたかった、というのはわかるのですが。
 >ストーリー的にはこれ、完全に宏君のドラマであって、仮面ライダーZO=麻生勝のドラマには焦点があってない感じですよね。
麻生勝、完全に怪しいおじ、お兄さんですからね……(笑) そこで宏くんの方に感情移入できる作りになっているかというと、そうでもないのがちょっと厄介だなと思うところです。
 >ZOは山中で数年寝込んでた間に大自然のエネルギーを吸収してパワーアップしていたとか(いわゆる大自然の使者化)
あれはそういう……なおずっと、麻生勝がどこで服を手に入れたのか、気になっています(笑)
 >初めて宏君の前で異形の姿へと変身するところを見せたかった……少年の絶対の信頼を得たZOは初めてドラスを凌駕する……
 >とか、そんな感じで解釈しているのですが、別にドラマチックに描いてるわけでもないですしね(汗)。
ああ確かに、徹底して宏視点で考えると、宏の前で変身する事それ自体に意味があるので、あれでいいのだ、という解釈はできそうですね……基本的に、子供視聴者を意識した「少年の物語」として作ってはいるのでしょうが、尺の都合もあってか突然のサスペンスを重視しすぎて、宏くんに共感させる仕掛け(日常性)が不足しているのが、勿体ないところですよね。
 >ドラスでちょっと残念なのは、終盤、ZOを吸収して誕生した赤いドラス……こいつ、かっこいいのに、全然見せ場が無いところですね。
……言われてみれば(笑) 基本フォームが時間をかけて色々やっていた分、赤ドラスはもう一つ、存在感に欠けてしまいましたね。
 >話は飛ぶんですが、『W&ディケイド MOVIE大戦』で、何故かドラスが敵役に選ばれてたじゃないですか。
私今回ようやく、あの変な緑色があの変な性格だった理由がわかったのですが、どうしてあの映画にあのキャラを投入したのかは、ホント謎でしたね(笑) 赤いの含めて、ドラスの格好いいところだけ押しでも、良かった感じですよね……。
 >……まぁ、人物像が大きく変わっていて、いわゆる島本主人公になっているんですが(笑)。
あ、なんか、凄く想像が(笑)