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6/25付けレス

さまよえるリュウソウ族

◆タイキさん
 >これはどちらかといえば高寺さんの方でしょうね。
ああやはり、高寺さんの意識の強いところなのですね。そう考えると、『ギンガマン』が「伝説」を肯定的に再構築する物語だったのに対し、『クウガ』が「伝説」になる事を否定しようとする(が結局「伝説」になってしまう)物語であったのはまた、面白いですね。
 >「タイムレンジャー」ってよくよく考えたら我々現代人が平安時代の人間と会話し、生活を共にするというシュールな構造で
この辺り、どこを掘り下げて、どこをあまり触れないようにするか、という、いわゆる「地雷の避け方」が『タイムレンジャー』は非常に巧かったと思います(くしくも同年の『クウガ』もそういう作品であり)。
 >あれ、外道(三途の川)堕ちかけて丈瑠を四人がかりで引きずり上げてこの世に戻す、という構造だったんですね。
あそこはまさしく、「境界」を越えるか越えないかを象徴的に形にした話ですよねー。丈瑠が4人との絆で此の世へ引っ張られるのに対して、十臓が亡き妻によりあの世に引っ張られる、という対比も実によく出来ていたと思います。
 >この台詞のせいか、私実は「トッキュウジャー」の初期はどうにもストーリー、キャラ共に掴みづらくて苦手でした。
私は好みのテイストなので気になっていなかったのですが、そう言われると、今作が明確に「故郷の街へ戻る」という動機付けを掲げていたのは、「キャラの導線」が不透明な分、「物語の導線」を別にハッキリさせる、という狙いがあったのかもですね。
 >最初はライト達は既に死亡して外道なお惣菜によって肉体だけが大人として生き長らえているという、
 >「龍騎」の神崎優衣みたいな設定ではないかという噂話も当時はちらほらありました。
実際のところ、トッキュウジャー5人は時間が止まった昴ヶ浜(死)から引き上げられた存在なので、意味論的には、近似というか、ほぼそういう作品なんですよね。
 >戦隊シリーズだと特にこの「別離」の要素が「失われた故郷を取り戻しそこに帰る」という形で帰着しますよね。
この辺り、「外から来て外へ去って行く」ヒーローと「外へ出て内に戻ってくる」ヒーロー、の比較というのはまた、面白いかもですね。戦隊は元が公務員だったり組織人だったりする為か、内側への意識が強いヒーロー構造だな、と。

◆spirithumanさん
 >龍騎は社会から逸脱した者たち(境界を超えてしまった者たち)による社会の外側での殺し合いなのかなと思います。
その表現は、するっと格好いいですね。『龍騎』はリアルタイム視聴のみだったので、そろそろどこかで一度、見返すと新たな発見があるのかな、とは思うところです。
 >オーズでは構造そのものが映司と一体化していたというか、いわば生きながら死んでいる状態の映司が命の価値を思い出すまでの物語ですからね。
やはり『オーズ』では、「境界」は主人公の内面に設定されていたと見るのがわかりやすそうですね。そしてそう思うと、アンクも伊達さんも、内部に「死」を抱えている、という点で共通項があるんですね。
 >小林さんはどこか歯車の欠けている人間をじっくり描きその狂気をあぶり出すのが得意ですが、映司はその集大成みたいな登場人物だなと感じます。
『オーズ』序盤はやや乗り切れなかったのですが、中盤以降、映司の陰影がクッキリしてきてからは非常に面白く見た作品です。
 >やはりこの辺り作品を順番に振り返ってみるとなにか発見できるものってありますよね。特に顕著なのがクウガファイズだと思います。
戦隊もライダーも、去年こうだったので今年はこう行く、的なものが確実にありますものねー。

◆nononoさん
 >境界が緩やかな電王において隔絶された存在の桜井さんは『向こう』に行ってしまったヒーローなんだなと思ってみたり。
脳の容量オーバーを起こしそうだったのでとりあえず桜井さんについては深く考えなかったのですが、なるほど桜井さんが基本「過去(死)」のサイドにしか居ない、というのは『電王』全体を考える際に興味深い点ですね。この辺り意識しながら、もう一回見てみるとまた、面白そうであり。
 >あとは『さらば電王』が思いきり『死』をテーマに入れてますが、これは『俺、誕生』と対比として時間の始まりと終わりをモチーフにしてるだけで今回の話とはズレそうですね。
未見なのですが、そういう作品なのですね。機会があれば、見てみたいと思います。

◆KindoNichiyoさん
 >初回からいきなり鬱っぽさを出されても、単にキャラが変わっただけに見えて全く面白くない。
悪役ではあるのですが、愛嬌をつけるだけつけておいて、いきなり奈落の底に突き落とす、というのはちょっと、困惑しますよね……。
 >新幹部も名前を覚える気にもなれないぐらい全然キャラが立っていないし(ワイズルーの方がキャラ立ちという点ではマシだった)
ワイズルー(ガイソーグと繋がりがある)の引き下がり方と、登場のタイミングを考えると、なんだか追加戦士の生け贄になって早々に退場しそうな雰囲気もあり、どうもキャラとして感情を持って見づらいんですよね……。
 >書き出すと本当にキリがないのですが、単なる水系の敵に歯が立たないのもどうなのかと。
マイナソーの戦闘力の上下が偶発的、というもどうにも、作品のメリハリとして難しくなってますよねぇ……。
 >それぞれのリュウソウルを単独で使って勝てないのも酷くて、せめて2個3個の能力を組み合わせて対抗するとかしろよと思います。
今作の戦闘の魅力、見せ方で重視してきた部分はコンビネーションだと思っているので、そこを活かさず、あまりにも露骨に「ゴールドの前座」という見せ方は残念でしたね。
 >ゴールド役の人も演技慣れしているように見えなくて期待はできませんし。
この場合、悪いのはスタッフサイドでありますが、芝居がかったキャラを芝居慣れしていない役者さんにやらせた結果、凄く嘘っぽくなってしまっているのが、良い方向に噛み合ってくれるといいのですが……。

◆MOPさん
 >言いたくなかったけど脚本悪いから(身も蓋もない)。
1クールの間は判断保留していたのですが、あまりにも、基本的な仕掛け部分の欠落が目立ちますよね……。
 >今回のクレオンの社畜ネタやこの前の意味不明な総理とか、子供たちにむしろ見せたくない話ばかり。
いっそ愚直に、いつも笑って大団円、を貫くぐらいしてくれれば、そういう作風として見られるのですが、ホントどこ向いているのかよくわからないんですよね。
 >おっしゃる通り、社会的倫理観に欠けている点やリュウソウ族の周囲への態度の描写が酷いですしね。
「今作の世界観ではこれがアリ」というのは作品それぞれですが、「それがアリの世界観は見ていてあまり気持ちが良くない」という部分まで、作っている側の意識がどうも回っていない感じがしますよね……そこはだいぶ引っかかってしまうところです。
 >思いきって代えてみてもいいかも知れないです。
次回、なんだか妙なタイミングで荒川さん参戦というのが、制作体制の修正なのかどうなのか……。
 >メルトと5人の仲間たちのちょっと戦隊っぽいプロモーション番組ですからね。
せめて登場人物には、誠実な作劇であってくれれば、と祈ります。

◆ひらりぃさん
 >クレオンたちは野宿ではなかったようですが手作り感あふれるアジトにふふってなりました。
遂にアジトが出来ました、というのは楽しかっただけに、いきなりそこが新顔に蹂躙される、というのもだいぶ残念だったところです。悪役への憎しみの集め方としては正しい(?)のかもですが……。
 >特別感を感じるには海のリュウソウ族と言われてもピンとこないし
 >異物感を感じれるほど既存メンバーにまとまりを感ない。
これが無いので、見ていて、どうして出てきたのかわからない、という感じになってしまいましたよねー。立ち位置的にはホントほぼ、「バンバが増えた」みたいな感じで。
 >個人的に現状で一番据わりが悪いと思っているキャラはバンバさんです。
見た目と雰囲気は凄く好きなのですが、残念ながら、「何かあるのは匂わせているが描写が足りなすぎて何もないのと一緒」という『リュウソウジャー』の悪いところを体現するキャラになってしまってますよね……。
 >別行動なので日常パートには全然絡めないのに戦闘時はしれっと一緒に名乗り
兄弟持て余し体制が続いているのも、気になる所ですよね……。その割にはコウ達&ういの掘り下げに尺が採られるわけでもなく。
 >そうするとトワは最近の戦隊の流行り(?)の兄貴と生き別れた弟枠というこにして初期メンで。
その場合、ほぼ確実にバンバはガイソーグの中身ですね(笑)
 >次回は荒川さんがライターとして参戦するそうで楽しみです。
おお! それは朗報ですね。キャラの魅力を引き出すのは十八番ですから、なんとか良い刺激になってほしいものです。
 >新キャラ回を荒川さんが担当するというのもなんとも複雑ですが。
ちょっと不思議なタイミングになっていますが、劇場版との並行作業で無理が出たんですかね……。

◆myouさん
 >ワイズルー離脱で一番楽しみにしている掛け合いが当分見れなくなりそうなのはショックでした。
私も今一番の面白ポイントだったので凄く残念で、正直その分もエピソードの印象が悪くなっております。
 >リュウソウジャーの登場人物は総じて話の都合で動かされてる舞台装置という印象でしたが、ズル様も例外ではなかったようです。
順繰りに出てくるかと思われた幹部が予想外の同時登場? というのは面白そうだったのに、関係が断絶するので広がりが生まれないのが凄く勿体ないですよねー。
 >どうも脚本家の想定とは全く違う話ができあがっているらしく、脚本家とプロデューサーでやりたい事や書きたい事に齟齬があるのではと思っています。
序盤からずっと、出来が悪いという以上になにかズレてる感じが今作にはつきまとうのですが、やはり内部の歯車が上手く噛み合っていないんですかねぇ……。

◆ハヤさん
 >コウの「限界は超えるためにある」という台詞がクレオンの立場だと真逆に聞こえるのは、狙ってやったのだとしたらとんだブラックジョークですが……。
あー……そう見ると、ちょっと面白い(鬼)ですね(笑)
 >最終的にゲストの女性の意志を尊重した事で、カナロの好感度も悪くはなかったです。
色々突飛だけど本質的に身勝手なわけではなく、悪い奴ではない、という部分は出せていましたね。問題はおっしゃる通り、カナロの“そういう部分”が、ゲストにどんな意味を持っていたのか(何かを与えたのか)が一切描かれないので、それぞれの事象に物語的な意味が生まれてくれないという……。
 >水のマイナソーを五百体用意しろと言っていましたが、マイナソーって狙った能力を付加できるタイプの怪人じゃなかったような。
マイナソーの設定がまた揺らいでいるのが、ガチが単純にシステムを理解していないだけなのか、誰にもわからないのが凄く『リュウソウジャー』ですよね……(遠い目)。
 >今回、妙に闇の深い内容が各所で話題となっているようですが、これって制作陣のリアリズムが悪い方に働いた結果なんじゃないかと邪推しています。
「人間の弱さや情けなさ」とか「人生の苦さ」みたいなものを描く事そのものは否定しないのですが、今作どうも「見せる」所で終わっていて「見せてどうするか」が無い感じがするんですよね……それこそ『ビルド』の「戦争」テーマの扱いを思い出してしまう所で。
 >ヒーローを描いている中で「でも、現実はこんなもんだろ」という部分が顔を出し、結果としてヒーローとしての言動が上滑りしているように思えてなりません。
人の弱さや醜さから生まれたマイナソーと何度も向き合いながら「それでも俺達はこうするんだ!」というリュウソウジャーのヒーロー像が描かれる、というわけでもないので、どうも首をひねりますよね……。
 >次回は荒川さんが脚本を担当するようですね。いくつものヒーローにかかわってきた荒川さんがどんなリュウソウジャーを描くのか楽しみです。
これはだいぶ、明るい情報として私も楽しみです。

◆唐揚げ豆腐さん
 >ううむ、無茶振りとは知りつつも、しかし管理人様の冷静かつ的確なツッコミと分析が面白いので感想を見続けたいという心があります…(笑)
ありがとうございます。出来れば最後まで見たくはあるので、完全に心が冷めてしまう前に、数話の内に何か光が見えてくれると良いのですが……。

◆鷹Deさん
 >ただリュウソウジャーは、王道っぽい雰囲気だけど計算式めちゃくちゃじゃねーか!!という戦隊でマジで凄いなと(汗)
例え話を借り受けますと、戦隊のエピソードを形にしていく際に
〔王道を成立させる為の計算式:A〕〔作り手がやりたい事を入れていく為の計算式:B〕〔商業作品としてやらなければいけない事をやる為の計算式:C〕
を、それぞれ足したり引いたり掛けたり割ったりして、〔作品を構成する計算式:D〕に到達するものだと思うのですが(そしてこれがスタート地点)、今作、〔D〕を作らずに、〔A・B・C〕を、全部そのまま突っ込んでいるんですよね……。
 >一応リュウソウジャーに関しては素体に出会ってない(と記憶してます)のでそれで脳筋プレーになったのかもしれませんが...
先週までだとそこで「素体を探そうとする」というのが優先リアクションだった筈なので、そこで「捜しに行かない」理由付けを入れてくれればまだ良いのですが、そういうの思い切り抜ける(というか設定ごと放り投げる)んですよねぇ……。
 >とりあえず計算式が長すぎなければ私はそれなりに楽しく視聴出来そうなので、もう少しコンパクトにしていただきたいです
立ち上がりもそういう傾向がありましたが、情報量のコントロールに苦戦している感じもありますね。これも作品全体のブレっぽいですが。
 >私は正直リュウソウジャーよりジオウの方が「完成された物語」をジオウという「完成しに行く物語」のダシに使われてるのがモヤモヤします。
『ジオウ』は一桁話数で止まったままなのですが、この感覚は何となくわかります。多分、私が『ジオウ』(的な作品)を苦手な理由の一つがそういう事なのだろうなぁと。

◆gariさん
 >少なくとも「まずお祭り第一、ドラマはその後で」と言う方針がしっかり見えてる分だけ、リュウソウとは比較にならないかと。
『ジオウ』中断中ではありますが、『リュウソウ』はやはりこの部分が、1クールかけて見えないのが厳しいですよね……。

◆つるさん
 >今回、盗撮もアレだったのですが、個人的なやらかしポイントは「水商売」と言う単語がそのまま出てきたことだったりします^^;
 >別にリュウソウジャーが「だから水のマイナソーだったのか!」となるわけでもなく
あ、それで水のマイナソー……(今気付きました)。
 >ただただキャラクターと作品スタッフへの好感度が下がるだけで、一体何が狙いだったのか…
どうにもこうにもそういう、シナリオの出来不出来以前というか以上というか部分での、雑さ・無神経さが目立ちますよね……割とすっ飛ばし傾向のある渡辺監督の演出も拍車をかけた感じになりましたし。
 >新幹部とワイズルーの掛け合いは割と面白かったので今後も期待したい部分なのですが、正直今回のような片方だけ
 >不在パターンに逃げるんだろうなあ…という負の信頼があるので、あったらラッキーくらいの心構えで臨みたいと思います(笑)
確かに、クレオンが一方的に虐げられるから笑えないのであって、一応同格のワイズルーとの掛け合いなら別の面白さが生まれそうですが……同時に出てきそうにないですよね……(笑)