東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/23付けレス

 本日は読書の感想を書きました。

色々と闇

◆ハヤさん
 >特にコウがメルトの言葉を無視してしまったのがひどくて、メルトの仲間不信に明確な根拠を与えてしまっている。
 >後のマスターの言葉に繋げるなら、仲間不信がメルトの頭でっかちな考えに留まるよう加減すべきだったと思います。
コウとアスナなりにメルトを信頼しているが、メルトにはそれが伝わっていない(メルトの内心に課題がある)というならまだスムーズでしたが、むしろこれが続いたらメルトこじれるな、と納得する話になってしまいましたよね……。
 >マイナソーの素体を破壊するというのは陽性ヒーローとしてはダメですが、劇中の彼らにとっては常に選択肢として置いておくべきものだと思いますし
ここの温度差をうまく描いてくれれば、リュウソウジャーとは何か、という部分に奥行きが出そうなので、私も忘れないでほしい部分ですが……箱を破壊した兄さんがトワの耳を引っ張ってさっさと帰る、とかしてくれていたらまた違うんですけどねー。

◆myouさん
 >はじめまして、こちらのブログや特撮感想を3年ほど前から読ませていただいております。
はじめまして。ありがとうございます。
 >バンバとトワに殺人の前科があると思われないよう「今まで二人が始末してきた素体は物ですよ」と伝えるためだったのではないかと。
ああ成る程、言われてみるとバンバ、妙にあっさり「素体が物質である事」を受け入れていましたし、過去の経験の前振り、というのはありそうですね。
 >そして製作スタッフの間では「地球を守るために一人の命を奪うべきか」と言う問題は長々と問うべき事ではなく
コウ達の「地球を守りたい」というヒーロー的な意識が掘り下げられていないので、『リュウソウジャー』としてどうにも咀嚼されてないですよね……。
 >さらにマイナソーの設定は演出にも支障をきたしていて、マイナソーによって多数の犠牲者が出ている描写ができないと言う
 >本末転倒な事になっています。巨大戦に力を入れてる割に盛り上がらないのはこれも原因でしょうね。
巨大化してビル破壊はともかく、怪人サイズの時の面白みが全然無いですものね……デザインこそ違うものの結局「完全体の前座」という扱いも常に一緒なので、ロボで脅威を打ち破る感も弱くなっているという。
 >「命に大小は無い」「ういは友達だ」「最高の仲間を信じてた」と言った上っ面だけはよい言葉を繰り返す割に
 >命や友情の大切さを示すことができてないばかりか無神経な人物の描写を重ねてしまうことが原因だと思います。
そういった言葉の中身を詰める為に物語があるのに、そこが空っぽなので、全部上滑りしているし、それによって動くキャラクター達も生きてこないという完全な悪循環になってますよねー。

◆MOPさん
 >(ちなみに次のアスナ回ではメルトがすごく感じ悪くなりました)。
あああ……。
 >バンバが一人で街を流しているだけでけっこう笑えてしまいますね。
バンバはトワと並んで丁度よく中和されるのだな、と納得しました(笑) そういう、キャストの雰囲気なんかは良いだけに、色々勿体ないですよね。
 >マイナソーが人由来という設定は本当に今作のガンですよね。
今となってはもう、全方位に足を引っ張ってますよね……せめて、中盤からクレオン(マイナソー)の強化に紐付けて素体が動物や無機物から人間に変わる、とかだったらまだ何とかなったかもですが。
 >リュウソウジャーの戦い振りに不安はあるのですが、対するドルイドンもフワッとしてますからね。
今回、ズルとキノコが同席していたので会話があるかと期待したら全く無く、互いの関係性が今もって全く説明が無いというのは、ある意味、凄いですよね……。
 >209歳問題については、その内190年くらいは寝ていた説を採用したいです。
ああ、そういうのもありそうですね。素質のある若者を保存しておいて、戦士が足りなくなると覚醒させる……と考えると、リュウソウ族の闇が大変深いですが(笑)
 >ジュウオウの感想まとめは本当に楽しく読ませて頂いています。続きお待ちしてます。
ありがとうございます。文字数多くて延ばし延ばしになっていましたが、勢いをつけられればと思います。

◆ひらりぃ
 >メルトの知性やコンプレックスを引き出すためにコウとアスナが無駄におバカで人の話を聞かないキャラに見えてしまったのが残念ですが。
アスナはもう諦めるとして、コウがすっかり、話の都合で行動の指針が変わるキャラになっているのは辛いですね。
 >まだ既存メンバーの掘り下げすら不十分なのに持て余しそうな設定がたくさんついてる新キャラが大丈夫なのか不安しかないです。
現状が現状だけにカンフル剤になるのを期待したいところですが、弱った体がショック死しそうな不安もありますよね……。

◆タイキさん
 >そもそもドルイドンと戦うために備えてきたという設定の筈なのになぜかこういう根本の部分で乖離してしまってるのがダメですよね。
あくまで仮想敵は自然発生的なマイナソーだったので、ドルイドンは想定外だったという事なのかもですが、ちょっと無理がありますよねぇ……。
 >こんなことを言わせてること自体本作の戦いが悪い意味でゲーム感覚だと言ってるようなものですよね。
トワのバトルジャンキーぶりを強調したかったのでしょうが、あまり良い台詞ではなかったですよねー。そしてすっかり、アホの子になってしまったトワはその路線を突き進むのか……。
 >むしろ王道だからこそ中身をしっかり詰めていかないといけないのだなと思いました。
これは本当にまさしくで、土台と建物の間が、浮いているんですよね今作……。
 >プリキュアシリーズはこういうのを「浄化」という形で直接破壊しないように神経を払ってるのに
この辺りも、「いざとなれば殺しもやむを得ない」というハード設定が、実際の物語の中で有効活用されるどころか、衝突事故を起こしていて、設計図段階でのミスを感じてしまうところです。
 >ただこれを捻りなくやってしまうとそれこそ「ギンガマン」と完全に丸被りなので、何とか差別化をしないといけない、というのもあるのかなと。
上の「王道」の話と繋がってきますが、ではそこで「味付け」をどうするか、というのが作り手の腕の見せ所になりますが、どうも今作、創作料理が行きすぎた上に、よく見ると調理道具から間違えているみたいな事態になっているな、と……。
 >「ジュウオウジャー」はそこで「ジュウマンと人間の異文化交流(つながり)」に重きを置いて被るのを上手く避けたんだなあと思います。
何をどうすると『リュウソウジャー』になるのか、というのが今作凄く弱いのが立ち上がりのつまづきになってますよね……。

◆KindoNichiyoさん
 >リュウソウジャー5人はどれくらいこちらの人間社会のことを知っているんでしょうね。
あまりシビアにつつく部分でないとはいえ、エクスキューズないまま割と普通に順応しているので「隠れ里で育った宿命の戦士」という設定と衝突していて、根幹設定が物語の面白さに繋がってないんですよね……。
 >箱破壊はねえ…、やっぱり見ていて!?となりました。斬る前に一言詫びるとかあればまだマシだったのかもしれないですし、やり様があっただろうと思いますね。
それこそバンバも、コウ達に「感化」されているのだから、そういう部分を見せるチャンスでもありましたよね。
 >マイナソーに物理攻撃が効かないというタイプがありえるということになったので、今後宿主が人間で攻撃が効かないタイプが現れたらどうするんでしょう。
あれ、物凄い脅威なのに、凄く薄いリアクションで流しましたよね……(笑) どうにも今作、その時の話の都合で危険な設定を生やす、根幹設定を活用しないまま埋める、といったような、設定の使い方の下手さが目立ちますね。
 >最後に、アスナの焼肉食べ放題でメルトが「妙な肉を食うな!」と言ってたのが我が家では結構笑いのツボにきていました(笑)。
に、肉は、なんの肉か、わからないですからね……(不穏)