東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/13付けレス

 本日は『グリッドマン』最終回感想を書きました。

夢のハイパーエージェント

◆つるさん
 >シンケンジャーの薄皮太夫が、結婚式を狙った作戦を立てる、という悪役の掘り下げ方や伏線が好みなのですが、まさか80年代にそれを見れるとは思いませんでした…!
作戦と幹部の背景が繋がって、情念の部分を掘り下げる、というのは良かったですね。この時代にこの尺でそれを収めてきた曽田先生は、ホント恐るべしでした。
 >滑るように空中を移動するシーマというシュールな絵面が、お話のパワーで滅茶苦茶格好よく見えるのは衝撃でした(笑)
この一連の流れはホント、劇的な構成、のお手本といった感じでお見事でしたね。
 >11話もタロウ回に続き、話の設定やスケール感をしっかり見せようとしているのは好感が持てるので、どこかで藤井脚本の爆発にも期待したいですねー
基本設定を踏まえた上で、自分の“色”を付けて世界観を広げる、という点では凄くきちっとしたサブ仕事ですよね。一度ぐらい前後編の担当とかあると良いのですが……。

◆五月サツキさん
 >後れ馳せながらですが、明けましておめでとうございます。本年も感想楽しみにしています。
ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 >警察が快盗の正体に辿り着くまでが、思っていた以上に丁寧で良かったです。
もう少し快盗サイドの裏扱いになるかと思いましたが、W戦隊構造を活かして、見劣りしない真実への迫り方で良かったですね。
 >やはり見た目が子供だから許されたのと、快盗たちの悪辣さが際立つのと……。
流そうと思えば流しても成立したと思うのですが、ここ改めて拾ってきたのは、実に香村さんでしたねー。
 >圭一郎やつかさのように公私を分けきれない甘さが咲也のいいところですね。
ボウケンジャー』みたいに全員が突き抜けた描写でプロ集団を示す手法もありますが、咲也が見せる甘さによって、警察戦隊が集団としての親しみやすさを失わない、というのはバランスとして上手くはまりましたよね。
 >元凶のギャングラーを倒してお咎め無し、は流石に無理があるでしょうし……。
今作の世界観だと、それで納得して終わり、というのは難しそうなので、どう着地させてくるのかはホント目が離せないですね。
 >咲也とノエル、それぞれが今の自分に出来ることをやろうとしていると。
まだ本日分は見ていないのですが、そういう展開になると嬉しいなと期待しています……そしてノエルの、運命や如何に!
 >しかしメレはともかく、さくら姐さんは勇太くんのヒロイン力に負けてしまいましたか……。
流れとしては同系統といえるシンケンピンク/茉子が好きというのがあったので、茉子を先に見ていなければ、さくらさんにもっとポイントが加算されていたかも、というのはあります(笑)
 >ボウケンはアクセルラーといいビークルといい、メカの魅せ方も上手かったですよね。最後の最後まで使い尽くしてくれて。
意識的にドラマと絡めてくれたのに加え、途中で息切れせずに、最後までその路線を貫いてくれたのが良かったですよね。
 >ワイヤー類の射出が出来るのはスコープショットの方かと……。
うわわ、ありがとうございます。記憶の中で、一緒のツールになってしまっておりました(^^;
 >そして最低な大人部門と可哀想部門を席巻するゲキレンジャー勢(笑)。
トータルの評価に悩ましいところではあるのですが、記憶には残る作品であったなと(笑) 結果的には、キャラクター化した七拳聖を全て出す事にこだわりすぎて、肝心の戦隊メンバーが割を食ってしまったのが、全体的な掘り下げ不足に繋がって残念でしたね。
 >その代わりゲキレンは理央とメレはやりきりましたね。他にも三拳魔や、コメディリリーフのバエ、
 >全ての黒幕として徹底した悪をつらぬいたロンと、臨獣サイドの方が層が厚く、魅力的に見えてしまうのが……。
バエもきちっと意味のあるポジションに収まりましたし、正直、七拳聖より三拳魔の方に思い入れがありますし、『ゲキレン』はこの辺りのバランスが崩れすぎたのが、作品として惜しかったですね……。
 >そういえば、ルパパトは快盗がランクインしていませんね。まあ、快盗はアウトローですからね……。
快盗は、ピカレスクに行くのか、別の形でヒーローになるのか、というのが最終回まで見ないとわからない感じがあるので、「保留」という扱いな感じになっています。ラストで好みのヒーローになってくれると嬉しいのですが……。

◆way-ohさん
 >『グリッドマン』は4クール予定が製作都合で3クールに短縮されたそうで、その影響でいくつか描けなかった内容もあるみたいです。
ちょっと急だなーとは思ったのですが、やはり短縮があったのですね。武史の背景は序盤から散りばめていたので、そこを掘り下げる展開は見たかったですね。
 >ゆかは「優しさ」を担当するキャラとして設計したかったのでしょうけど、他のスペックの高さの方が目立つ&そちらを推した方が
 >キャラとして個性的かつ面白いので肝心な部分が埋もれてしまった感じはありますね(^^;
言行やポジションから「優しさ」に納得がいかないわけではないのですが、そこを主体にするとありきたりのヒロイン像になってしまうので、それ以外の時の方がゆかは面白いんですよね(笑)
 >話としては人間社会の構造や弱点を武史を通じて学習したからこそ単独で出ていけるようになった、というのが筋ですよね。
武史もそんな感じの事を言っていましたし、ここはそういう意図で描いている感じですよね。
 >そういう社会の脆弱性を狙ったのが「司法省のコンピュータを乗っ取って法律を書き換える」ぐらい
振り返ってみると、ラスト2話手前のかなり大がかりな作戦がそういうものだったのは、カーンデジファー様の「人間社会への理解」を示す意図があったのかもですね。
 >マントでうまく隠されていますが、アクション時のカーンデジファー様、首から下はアトラクション用のマグマ星人スーツの流用
どうして黒パンツ……? と思っていたのですが、成る程あれはマグマ星人でしたか(笑)
 >カーンデジファー様の助けだけでただ一人3クールも粘っていた武史も十分只者じゃないよなあと。
展開の都合で駄目な部分が強調される事が多かったですが、悪のライバルとしての能力は相応に高い感じですよね……考えてみると、爽やかになった後は勉強とPC関連ではゆか、CG関係では一平と良い関係を結べそうで……あれ? 直人とだけ接点が無い?!(笑)
 >下手をすると運動もばっちりな完璧超人と化してた可能性も高く、本編中で見たかったようなそうでもないような(笑)
パーフェクト武史……それはもはや、藤宮なのでは(笑)

◆インザファイトさん
 >視聴お疲れ様でした。主題歌をしっかりと内容に入れた作品で、ストーリー全体としての雰囲気を一貫していたのは良かった部分ですね。
グリッドマン』はなんだかんだ、作品としての肝の部分はズレないまま、しっかり通されていたのは良い部分でしたね。
 >個人的にはOPで使われていない前奏の部分(個人的に好み)を、キンググリッドマン登場回などの決め所で使ってくれるのも良かったです。
あのイントロは格好良くて、私も好きです。要所要所でフルバージョン使ってくれるのは良かったですねー。
 >武史は面白いキャラだけど真の悪役とするには...という感じでどういう感じで結末を迎えるのかと考えていましたが、
 >無難ながらも出来る範囲で十分に活躍した、という感じでしたね。
中学生vs中学生という構図がある時点で、最終的にどう共闘関係に持ち込むか、というのはあったのでしょうが、納得の行く範囲でしたね。
 >恐らく法律ネタを取り扱った回という時点で「殴り込み大脱獄」のネタは使ってくるだろうなと思ってました(笑)
ここは、やっておかないとな! と(笑)
 >やはりこういった世界において形のない抑止力は大した効力を持たないのだなぁ、と思う次第です。
力の無い正義に意味はあるのか? というのも一つの命題でありますね……『ルパパト』はそこに結構踏み込んでいるのが、最終章で爆発してほしい要素の一つです。