東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

10/3付けレス

 本日は『ジオウ』第4話の感想も書きました。

星と獣と人と

◆タイキさん
 >高寺プロデューサー自体は不思議コメディシリーズからの流れで「カクレンジャー」「オーレンジャー」と杉村升戦隊へサブで参加しているので
ああ、その辺りにサブで入っていたのですね。『カー』の曽田さんは、そういう繋がりでもありましたか。『ギンガマン』の古典を意識しつつドラマ的な洗練を、というのは色々な意味で80~90年代戦隊の集大成、的な意識はあったのですねー。
 >食文化や衣装などに関しては「熱い夏だろうが厳しい冬だろうが自己鍛錬とアースで乗り切れ!」という慣わしがあるのかもしれないですね。
ずっとあの服の裏にはそんな秘密が……(笑) 星祭はギンガの民独自の祭、というのを劇中で明確に描けて、その点は良かったですね。
 >シンケンジャーでさえ和の暦に基づいたクリスマスとかお節とか色々あったのに、そういうのすらない辺りどこまでも現代社会と隔絶した生粋の戦闘民族だなあと。
考えてみると星祭も、戦士としての心構えを確認する祭でしたね……(笑)
 >「地球から生まれた魔獣」と「他星から地球を守りにやってきた星獣」が実は「バイオマン」のオマージュになっているんですよね。
ああ成る程、そういう要素もあったのですね。
 >「星を守る」というのが只のお題目や戦士としての目標のみならず黒騎士とギンガマンの相克から更に星獣と魔獣の相克を通してより具体性を帯びたものになっていく
星獣との関係性もですが、超越的存在と人間(そこに生きる命)の関係、というのは本作の縦軸を貫く要素として、かなり気を遣って描写がされていますよね。今作の面白みの一つはこの、戦士が超越的存在と向き合う――そこから、何を守るのか、に繋がっていく――ところだな、と。
 >芯の部分は凄く強く大体を一人で決意して解決へ導くのに対して(だからこそ炎の戦士・ギンガレッドであれる)
兄との再会を経て独り立ちした後のリョウマって、基本的には完璧超人系リーダーですよね(ちょっとした残念要素含めて)。そうなるまでを描いたのが前半戦、というか。
 >となれば勇太君がゴウキに面倒見てあげていたのもその流れだったのかもしれないですね。
なんか、勇太-ゴウキの関係性は、こう見ると腑に落ちますね(笑)
 >コメディリリーフとしての落ちも付加することで「根はいい人」の範囲にしっかり収めてきたのは良かったですよね。
岸さんのキャラクター性で膨らんだ部分もありそうですが、出来すぎた人間にする事もなく、ちょっと嫌な部分はあるけど悪い奴ではない、というのが絶妙に収まりましたねー。

◆さやまきさん
 >ゴウキは何やってても面白くなるのでホントに得してるなぁと思うんですが
役者さん様々な所はあるのでしょうが、基本的に何やっても嫌な感じにならないのがポイント高いですよね(笑)
 >違う人とはいえ過去作の先輩を組み合わせてギンガマンのテーゼを織り込んで来るとか かなりテクニカルな手法で
ゴウキ回がどうしても鈴子先生回になってしまって人間関係の広がりが弱かったところで、岸本の存在をこういう形で活かしてきたのは、実にお見事でしたね。
 >という事はダイタニクスもまたどこかの惑星の星獣になり得た存在かも知れない…のかなぁと
今作って、そもそもの星獣に始まり、タウラスとかビズネラとか、端々で世界観を大宇宙規模に広げた上で、それら諸要素を関連づけて説得力の補強に繋げているのが巧いですよねー。
 >もしも星獣になり得る存在が穢されて魔獣になってしまったのだとするならば
ああ、ダイタニクス汚染でいきなり生まれた、というのは若干急ぎ足に感じたのですが、もともと揺籃状態にあった地球星獣の核が汚染の影響で魔獣として誕生した、と考えるとすんなり腑に落ちますね。
 >バルバンはホントに許せない奴らだなと思ったものですσ(^_^;)
船長は当然、そういう事情は知っていてやったのでしょうしねぇ……その推測を採ると、ホントえげつない。

◆インザファイトさん
 >近年の怪獣達は誰かに召喚されていることが多いことから、普通の悪の組織の怪人に近い形になっていっているんですね。
近作は黒幕の目的の為に使われている、というパターンが多めですよね。この辺り、ウルトラマン側の変身アイテムと悪役側の召喚アイテムの共通性などを持ち込む為の苦肉の策、という事情もあるのでしょうけど。
 >巨大変身ものだけでない、ドラマとしてのウルトラマン独自のあり方がある方が自分は好みみたいです。
私が見た近作だと“野生の怪獣”は、地球に生きる尊重されるべき命、という扱いをされていたので、暴れる怪獣を撃破する、という作劇自体が、現在の視聴者に受け入れられにくいのでは、という判断はあるのかもですね。私自身、『ウルトラセブン』大好き人間なのですが、色々な点で、人類文明本位の物語、というのがやりにくくなっているのかなとは感じます。

◆zmanさん
 >我夢って優等生な主人公という覚えがあったのですが、意外と突っ走るタイプだったんだなと記憶とのギャップに驚いております。
災厄を予見していた一員としての責任感、が背景にあるのが描かれているので悪印象は無いのですが、かなり危なっかしいタイプですよね(笑)
 >あと今回フォトンエッジで焼死したクラゲことメザード、マジで着ぐるみが大炎上して首しか残らなかったそうです(苦笑)。
えらく燃えてるなーと思ったのですが、本当に燃やしていたとは……!