東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/25付けレス

銀河を貫く炎の刃

◆KEYさん
 >それでも感情の吐露に嘘がないのなら一応根っこの部分は良い人だと解釈してもいいのかな?
今回は、圭一郎というキャラクター、をノエルの発言が本気であるという担保にする、という構造だったので、ある程度、信じても良さそうな感じになってきましたね。これで嘘だと、圭一郎が真っ正面から嘘をついてくるノエルに踊らされた事になってしまいますし。
 >つかさが割りを食い過ぎた感はどうしても否めなくてモヤります。咲也はシリアス回だとあまり目立たなくなってしまいましたし……。
前回はどうしても引っかかりますよねー。咲也は後半、一発逆転の大技があるのかどうか……。
 >蜘蛛の糸がルパンコレクションでそれを独占しようとしたカンダタが怪盗。
ああ成る程、これは作品モチーフに入っているのかもですね。
 >大事な人を失ってそれを取り戻したいという感情は理解出来るけどギャングラーと関係なくそういう人は何処にでもいる。
圭一郎がたびたび「人々の平和と安全を守る為の力」と繰り返しているのは意図的な対比でしょうが、この衝突に今作としてどんな答を出すのか、今後も楽しみです。
 >或いは蜘蛛の糸同様彼等の目的が何らかの形で裁ち切られるなら非道いこと言ってるのはわかってるけど現在の自分を見つめ直す為にもその方がいいと思ってます。
今作の志向する所はどちらかというとそちらかな、とは思うのですが、相当重くなるので、どう収めてくるか、ですよね……。

◆タイキさん
 >勇太君だけじゃなく晴彦さんや鈴子先生等々様々な一般人と関わって来ていることも決して勇太君とギンガマンだけの
 >関係性に閉じていない所もここに上手い説得力を与えてますよね。
今作はそこを丁寧に積み重ねてきているので、勇太君が「代表」であり「象徴」として巧く機能していますよね。だから勇太くんとの約束は、物語的に勇太くんとだけの約束ではないという。
 >高寺プロデューサーが本当は生怪獣のまま巨大戦をやりたかったというのが伝わってきますよね(笑)
ホントこれ、やりたかったんだろうなぁ……という(笑)
 >ここで改めて今作の短所だった巨大戦がダイタニクス戦で一気に長所として光ってきたのは見事ですね。
……あ、言われてみると、本作の巨大戦なのに普通に面白く見ていた、という事実を忘れるほど、面白かったです(笑)
 >ここを見ていて改めて思うのは今作が「力の積み重ね」を何よりも重視している所ですよね。
最初にヒュウガが斧の練習を始めた時は、ええ……? と思ったのですが、よくよく考えてみると、凄く『ギンガマン』らしい話の作り方ですよね。アースを失った事で、ヒュウガ自身の戦術というのも変わらざるを得ないでしょうし。
 >こういうリスクを示すことでどうしてヒュウガがわざわざアースを捨ててリョウマ達の元を離れてまでナイトアックスを使わないといけないのか
やはりそうなんだな……と割とさらっと見てしまったのですが、必要な要素を視聴者にきちっと見せていて手堅いですね。
 >十九章のブルブラックの過去回想で描かれたクランツがバッサリ真っ二つというトラウマの再現でもあるんですよね。
あー! 成る程、それは思い至りませんでしたが、後編で激しく狼狽するヒュウガ、というのはそのニュアンスも繋がっているんですね。エグいなぁ……。
 >戦隊シリーズって80年代なら80年代、90年代なら90年代、そして00年代なら00年代とその年代別の「正統派ヒーロー像」が示され
芯になる部分は残しつつも、常にアップデートされ、時代に合わせた洗練がある、というのが作り手の真剣な取り組みであり、ここまで続いている一つの秘訣なのでしょうね。
 >ここで素晴らしいのはリョウマを救ったのがヒュウガと勇太君の二人である、というのも大きなポイントですよね。
多分どちらか一人だけだと奇跡の匂いが強くなりすぎたかもしれないところを、先を行き今は横に並ぶ存在と、守るべきものにして支えてくれる存在、という二方向から攻めた、というのは凄く良かったですね。
 >黒騎士の星があっさり滅ぼされたのを見るにつけ、初代ギンガマンも封印したとはいえ相当厳しい戦いだったのではないかと思います。
ここで倒すの前提だとそれが演出に出てしまいそうな所を、しっかりそういう脅威として描き抜いてくれたのが、迫真さを増して良かったです。

◆輝剣さん
 >近作だとマリオおじさんぐらい?
そういえば、(自作)スーツがピンクでしたね……。
 >いや、バルバン側の自己分析では足の引っ張り合いが酷かったということでしたが。
あの感じだと、『メタルダー』の某モンスター軍団ばりに、いい所で乱入するとか、わざと作戦情報をリークするとか、酷い手柄争いが繰り広げられていたのではないでしょうか(笑)
 >それはそうとバットバスが「やっちまえ、シェリンダ」と檄を飛ばしますが、船長以外から彼女が肯定的扱いを受けたの初めてじゃないですか?
今回ちょっと絡みが多めですが、船長の腹心同士のやり取り感があって良かったですね。これまではホント、嫌味の応酬ばかりでしたから(笑)
 >そう言いつつ、目ざとく見つけて出てくる辺り、樽爺への評価は高い模様。…まさか、昔は本気でキレッキレの大軍師だったのか、ヤング樽爺!?
バットバス除く歴代の行動隊長には度重なる作戦失敗に対して暗に不満を示していたのに、何かと口出しする樽爺に関してはお咎め無しだったところからも、別格扱いぽかったですよね。色々と、マジックアイテムを持っている事への警戒もあったのでしょうが。
 >もしかして、これって第1話と黒騎士とクランツの別れの再現合わせ技ですかね? 二重の意味でエグイな船長。さすがは海賊!
その重ねが入っているっぽいですね。船長はホント、やることなすことエグい……。
 >操舵手という花形で大活躍していたのに、復活このかた事実上船長秘書で行動隊長たちからの扱いも軽く、現場に出れば緑のヤツにいつも邪魔され…
ハイテンションな状況で、緑のヤツへの恨みの深さが強調されていたのは大変良かったですね(笑)
 >そして、シェリンダのダイタニクスへの愛着は「愛車」以上のものではなかった模様。
シェリンダの執着は、ダイタニクスよりも「運転」にあったのだな……とちょっぴり切なかったです(笑)
 >なんというかゲキレンジャーといい、戦隊ヒロインよりはるかにヒロインしているキャラがいるってどういうことなの?
まあ、サブキャラをしっかりヒロインできれば、その方がヒロイン力を上げやすい、というのはありますよね。逆にチームメンバーをヒロイン化するのって、割と狙ってやらないと難しいのだろうな、と。

◆鷹Deさん
 >ダイタニクス、ホントに円谷か東宝にお任せしましょうと言いたいデザインで...w
出現した怪獣を市街地に入る前に食い止めるぞ、というのもそれっぽい話運びですよね(笑)
 >ギンガマンとヒュウガブクラテス組をダイタニクスという脅威の元に集合させたことで等身大での戦いもきちんと見せれてますよね。
ここも別行動ヒュウガが効いて、ただ巨大怪獣を倒すだけのエピソードではなく、VSゼイハブも含めたドラマとバトルの連動になっているのが、面白かったですね。
 >そうした中で唯一力を持たない勇太が力を持たない一般人としての繋がりでギンガマンが戦う理由を補強するという、まあ無駄なキャラがいなくて感嘆とします。
勇太くんはホント、わざとらしくなりすぎない間合いも丁寧に計算していて、サポートキャラとしては歴代屈指かもという見事な使い方ですね。ある意味では、前年の久保田博士ポジションなんだな、と(笑)
 >(もっとも、前回のデギウスは全く関係なしでしたが)
今回の前後編が盛り上がった分、デギウスはやはりちょっと話の無理が目立ってしまったなと……この扱いを見ても、基本的には、救われるべきでないキャラという扱いだったみたいですが、作り手の側で意見が分かれたりしたかもですね。
 >次回の総集編、ルパパトの総集編を見たばかりなので本当に見なくてもいい回だったなこのころの総集編と懐かしみますw
近年の総集編は、節約になっているのだろうか……と余計な心配をしてしまいます(笑)

◆さやまきさん
 >ダイタニクス相手だと巨大戦中心と思いきやキチンと樽爺絡みで船長との直接対峙で
 >そこにリョウマが割り込んでからの敗北がクリフハンガーとして上手く機能していて
どうしても単調さの出る巨大戦だけになる事を避けて、人間大でのバトルを適宜挟む、というのがアクション的にもドラマ的にも凄く効きましたね。樽爺が、こんなに、役に立つとは……!
 >リョウマの戦闘力を下げずになおかつヒュウガがアースを捨てなくてはいけなかった理由も映像として上手く見せていて
星獣剣の一撃も船長には大きなダメージは無い、とか、濃厚に要素の詰まったバトルでしたね。
 >また瀕死のリョウマの夢枕にも船長が追い討ちをかけるように現われるというのも ベタな展開はこう使えというくらいに効果的で
ただ瀕死から復活するのではなく、リョウマの内心の戦いがあって、まさに心の中の悪(諦める弱さ)に打ち勝って目覚める! というのもテーマ的に繋がっていて良かったですね。
 >ダイタニクス呆気ねーと思いつつバルバンはそれも計算の内というラストがまた新章へのクリフハンガーになっていて
 >まだまだ失速はさせないぞというスタッフの熱量を感じましたww
バルバンは、各行動隊長の撃破→ダイタニクスの撃破、とギンガマン側に勝利のステップを踏ませながらも、全体としては完全に余裕残しのまま終盤戦を迎え、むしろシェイプアップして研ぎ澄まされているように見える、というのは巧く転がってますよねー。