東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/20付けレス

天才少女はくじけない

◆さやまきさん
 >ナナちゃん電撃戦隊の頭脳として残留するかシャトルベースで他の星に運ぶかと思ったんですが(笑)
私も王道展開で他の惑星に行くのかと思ったのですが、電撃戦隊はそこまで他の星について知らないし……という事で、世界観をねじ曲げない感じのラストになりましたね。天才頭脳、恐るべし。
 >合体前のマシンも存外強かったのかトカゲは所詮トカゲでしかなかったのか ここは明確なメカ推しが嬉しいところでした
分離状態での戦闘を、ただの前座ではなく必然性を持たせた、というのは成る程で面白かったです。
 >チェンジロボもカッコよさが増して見えて良かったです
この当時のロボは、いきなり「フルパワー!」を使って赤熱する印象があります(笑) どこからなんでしょうねぇ……。
 >そういえばパワーバズーカは結局1発目で外装甲を破壊していてその後の2発目には耐えられなかったので
 >言うほど効いてなかった訳ではなかったんですよね(笑)
あれ、ちゃんと効いているのに獣士のハッタリに騙されていた感じがありますよね(笑) 心理戦に敗れたと見ても面白いですし、現時点では、パワーバズーカは連射できないのだろうなぁ……というつもりで納得しています。
 >色んな意味でお祭り感も出た傑作前後編でしたww
後編で色々とフォローが入って、前後編として見ると派手で面白かったですね。

◆つるさん
 >水辺に残されたイヤリングを見たときはシャンゼリオンの皇帝回を思い出してギョッとしたのですが、結構マイルドな着地でしたね(笑)
世をはかなんで入水とかだったらハードすぎましたが、天才少女は予想を超えてたくましかったですね……(笑)
 >チェンジマンが手を下せない熊沢博士をブーバがさくっとやってしまうのではなく、地球の生き物に手を下させるのも、
 >ベタながら好みの捻り方で見応えのある前後編でした
成る程、言われてみると、地球の支配者をうそぶいた熊沢博士が、地球の小動物に殺されてしまう、という強烈な皮肉の要素も入っていたのですね。
 >あえて言うなら、別に飛竜じゃなくても成立する回なのが残念かな…と思っていたのですが
この辺りは当時の正統派リーダーレッドの難しい面が出ている感じですよね。まあこれで疾風メインだと変態度が上がってしまったので、飛竜で良かった気はしますが(笑)
 >落下が平常運転すぎて麻痺してましたが、たしかにあの力技を違和感のない展開として見せられるのは飛竜だけですね(笑)
確立しつつある、謎の芸風……(笑)

1/19付けレス

 本日は『チェンジマン』感想を書きました。

ぎょぎょぎょ

◆さやまきさん
 >画面の切り取り方がすごく長石監督
テンポの良さも武器ですが、長石監督はやはり絵としての見せ方が面白いですね。
 >改めてチェンジマンって他の4人も長官もゴズマ側も濃いのが多くて 飛竜がすごく普通の人に見えてしまいます(あれ?)
『ジャッカー』なんかもそうでしたが、正調主人公がかえって埋没する、というのはままありますよね。ドラゴンボール回も本来は飛竜結構おかしい筈なのですが、さやかが8割方持っていってしまいましたし(笑)
 >流れ的に今回はギルークがバズーに内緒で進めた作戦ぽくて
ギョダーイがかなり貴重な存在だと考えると、密かにその強化をする事で手札を増やそうとしていたようにも見えて、この関係性は面白いですね。
 >地球人でありながら裏切り者というのは今作の敵の陣営を考えるとなかなかに深い趣きがあります
今作、繰り返しこの要素を重ねてスケール感を忘れないのは良い所ですよね。
 >ギョダーイの強化という事は巨大戦の強化という事にもなりますし
1クールの節目の前後編でありますが、ゴズマがちゃんと、チェンジマンへの対応策を繰り出してくるというアイデアは、ワクワクする展開ですね。
 >取り敢えずブーバが色んな所に目配りが出来てる(というかかなり便利に使われちゃってる)キャラとしても確立してきてて
ドラゴンのライバルキャラとしては若干弱いのですけど、その分、マルチな活動しているのが面白みになっていますねー。シーマが疾風やさやかと因縁強化しつつある流れとも、上手く役割分担できそうな感じで。

◆chi-chanさん
 >確かに不思議パワーに頼ってる人には言われたくないですね(笑)。
あなた絶対、軍部で変わり者扱いされてると思うぞ……という(笑)
 >このセリフは最終盤の展開を踏まえてみるとちょっと奇妙なブーメランになりそうで…
おお、そうですか。ちょっと気にしておきます。
 >どうせなら単体の強化よりも、ギョダーイ量産(養殖)してローテーションで使った方がいいのに…とかついツッコミを入れてしまいました(笑)。
地平線を埋め尽くすギョダーイの群れが次々と巨大化ビームを発射! するとなんか、別の作品になりそう(笑)
 >最近の特撮で巨大戦闘員が普通になりつつあるので、トカゲでなく猛獣や戦闘員を巨大化されてたらまずかったかもしれませんね。
妙に現地のアニマルにこだわっていたのは、地球のB級パニック映画でも見てしまったんですかね……。

◆タイキさん
 >多くの星を植民地支配しているといっても全部が全部という感じじゃないでしょうし。
支配惑星が更に支配している星、とか二重支配になっている惑星などは色々とありそうですよね。スケール感の描写にこだわっているのは、今作の長所だな、と。
 >まあアースフォースなどというオカルト理論を平然と押し付けるアレな方ですしね(笑)
見るからに劇中で、道を踏み外した人筆頭なんですよね(笑)
 >アースフォースとの大きな違いは「星から受け取った規格外の力」という点で共通していてもそれが「既知の力」
 >(もう人類が自在に使いこなせる)に変わったというところですね。これ何気なく大きいんじゃないでしょうか。
ギンガの民(森)の場合、現代科学文明とは別の技術的進化を遂げた「異界」という側面もありますよね。伝統的な戦隊のオーバーテクノロジー的な力を、ある種のテクノロジーとして取り込むに際して、考えた設定であったな、と思います。

急げ合体 アースコンバージョン

電撃戦隊チェンジマン』感想・第14話

◆第14話「攻撃!巨大トカゲ」◆ (監督:長石多可男 脚本:曽田博久)
 冒頭に前回のあらすじ映像が流れ、改めて、崖から落ちて転がりながらフィールド発生装置を破壊する飛竜さん、墜落のプロフェッショナル。
 疾風の美少女サーチャーによりナナを発見したチェンジマンは、車に轢かれそうになったナナを飛竜が助けた事で打ち解けるが、そこにやってきた熊沢によりナナを連れ去られてしまう。熊沢研究所へ急ぐチェンジマンの前にはバラスが立ちふさがり、アースフォースさえ吸収しようとするバラスに苦戦するチェンジマンは、4人がバラスを食い止めている間にドラゴンを先に行かせるが、これまでの戦歴からいって、その人、単独先行させて大丈夫なのか(笑)
 一方、「チェンジマンは悪い人ではない」と疑問を呈すナナをなんとか丸め込んだ熊沢はサプリメント製造マシンを修復させるが、そこに乗り込んでくる飛竜。
 「ナナちゃん! 君は騙されているんだ!」
 ブーバとバラスが装置とギョダーイを回収して撤収し、その場を任され光線銃一つで飛竜と戦う熊沢、あ、確かに、狂ってる(笑)
 「俺は大星団ゴズマの一員だ。偉大なる星王バズー様から、地球支配を任された選ばれた人間なのだ!」
 一種の誇大妄想の域に居る熊沢でありますが、大星団ゴズマが侵略地域の住民を次の侵略の尖兵としている事を考えると、この宇宙においてゴズマに服従する道を選んだ人間の思考としては一般的なものと思われ、「地球人の裏切り者」の立場が、しっかり『チェンジマン』として調理されています。
 こういったスケール感の一貫は、今作の長所の一つ。
 テクノ惑星リゲルは、拉致されたナナが眠っている間に壊滅、ナナの父は既にブーバの手で殺されている事が明かされ、前編でややスッキリしなかった、どうして「地球人のそっくりさんを使う」というえらく回りくどい方法で天才頭脳を悪用しようとしていたのかというと、「ゴズマがテクノ惑星を支配できていなかった」のではなく、「貴重な生き残りだったのでVIP待遇していた」と判明。
 「少女一人をさらうついでにテクノ惑星を壊滅させた」でも「惑星のジェノサイド中に地球人の協力者を利用する作戦を思いついた」でも、どちらに転んでも恐るべし、大星団ゴズマ。
 前回、

 一つわかる事は、ゴズマは天才惑星を征服できていないという事実です(笑)
 と書いたのですが、大星団ゴズマの勢力は予想を遙かに上回る強大なものであった事を認め、謹んでお詫びいたします。
 「パパは……殺されちゃったの?」
 「そんなこと知った事か!」
 飛竜の胸に顔をうずめて泣きじゃくるナナに、平然と光線銃を向ける熊沢は良い感じに非情な悪人らしくなり、こちらも前編の物足りなさを払拭。特段の背景を持たない“純然たる腐れ外道”というのも少女の悲劇性と鮮やかに対を成し、今回においては上手く機能しました。
 熊沢の銃撃を受けてグリッドマンばりに悶絶する飛竜だったが、ナナがジーニアスビームで光線銃を弾き飛ばしたところに、サプリメントでムキムキになったギョダーイにより、巨大化したトカゲが出現。泡を食って逃げ出した熊沢は、迫り来る巨大トカゲの尻尾の一撃を受けて墜落死し、哀れな最期を迎える事に。
 この場を逃げ切ってもゴズマには切り捨てられていた可能性が高そうではありますが、チェンジマンが身柄を確保したら確保したで、即席の軍事法廷により国家反逆罪で銃殺刑脳をかき回して搾り取れるだけのゴズマの情報を搾り取って死ぬより酷い目に遭わされるに違いなく、どちらかというと穏当な着地であったでしょうか(え)。
 飛竜は熊沢の最期をナナと共に見届け、「どんな悪人でも死ぬ事はなかった……」などといった感慨を呟く事はなく、「天罰覿面、悪は滅びた」とナナに語りかけるのが、80年代というか時代劇というか(今回、熊沢はなんだか時代劇の悪徳商人ぽい)。
 飛竜が合流したチェンジマンはレッツチェンジするも、エネルギー返しにより全ての攻撃が通用しないバラスに苦戦するが、フォーメーション攻撃による円陣射撃でダメージを与えると、瀕死のところにパワーバズーカで爆殺。
 「ギョダーイに巨大化光線を撃たせるな!」
 すかさず遂に、敵の巨大化担当を撃つという1クールの間暖めておいた必殺の戦術で不意を突くが、ボディガードのブーバがカバーリングし、割としっかり、ツッコミどころを潰してきます『チェンジマン』。
 ギョダーイのフォーカス回という事で、今回急に撃つことの違和感を減じ、その上で一度撃ってみたという実績を作っておくのが鮮やか。
 また、ブーバの口からギョダーイは貴重な生物である事に触れられ、恐らく従来のゴズマ(ギルーク遠征軍)の戦術では、仮に宇宙獣士が敗れても巨大化する事でほぼチェックメイトに持ち込むという切り札的存在であったのかと思われ、ゴズマからすると、地球人はどうして巨大ロボなんて持っているの?! という戦術の見直しを求められる状況なのかもしれません。
 そう考えると、ここに来てギョダーイの強化――切り札の運用改善――を迫られた、というのも納得ができます。
 バラス・トカゲ・トカゲと3体の巨大な敵を相手にする事になったチェンジマンは、問答無用にチェンジロボで斬殺……するのではなく、合体前のメカを駆使して立ち向かい、前回の巨大戦が短かった分もあってか、今回はメカニックの見せ場がたっぷり。トカゲ2体をミサイルで葬り去った所でアースコンバージョンするが、ブーストギョダーイが目論見通りに巨大トカゲを追加。
 「ははは、やれやれっ!」
 だが挟み撃ちを受けたチェンジロボはフルパワーでバラスとトカゲを吹き飛ばすと空中から爆撃、そして電撃剣でまとめてサンダーボルトし、やはり、トカゲはトカゲなのであった!
 ギョダーイのボーナスタイムもここで終了し、ゴズマのビッグアニマルSOS大作戦は失敗。そして天涯孤独の身の上となったナナは、飛竜への感謝を伝えるメッセージカードとイヤリングを残し、姿を消すのであった……。
 「ナナちゃん、困った時や辛い時、寂しい時には、必ずチェンジマンに会いに来てくれ。俺達は、いつだって君の力になるんだからね!」
 帰る星を失った天才少女にどう始末をつけるのかと思ったら、
 「私、この星地球で、生きていきます」
 とゴズマから身を隠す為に自ら姿を消す、という予想外のたくましさ(笑) 天才洗脳光線とかで大富豪の養女に収まったりしそうで、こわい。
 ナナの扱いはやや放り投げ気味になりましたが、前編ですっきりしなかった要素の大半に筋道を付け、前回は瞬殺だった巨大トカゲも大暴れして、チェンジロボの敵ではないが人類文明には脅威である事を見せる、と隙なく穴を埋める作りの後編で、面白かったです。